もしもあなたのお子さんが万引きをしてしまったら…
今回は、
子供が万引きを行った際の適切な対処法
について解説いたします。
弁護士相談に不安がある方!こちらをご覧ください。
1、子供の90%以上が万引きは「やってはいけない」と認識
そもそも、未成年の子供は万引きに対してどのような認識を持っているのでしょうか?
「万引きしてはいけない」という意識を持っているのかどうか、みてみましょう。
(1)万引きはいけないという認識は年々高まっている
文部科学省と警察庁の協力により、
「特定非営利法人全国万引犯罪防止機構」
が実施した調査によると、小学校、中学校、高校ともに
「万引きは絶対にしてはいけないこと」
であるという認識を持っている子供が90%以上でした。
また、このような認識は年々高まっている傾向にあり、平成18年から比べると、平成26年には小中高、男女とも、大幅に「万引きは絶対やってはいけないこと」を回答した割合が増加しています。
(2)小学生の15%は「保護者が悲しむから」と回答
万引きしてはいけない理由について、一番多かったのは「法律を破ってはいけないから」です。
小学生に限ると、15%は「保護者が悲しむから」と回答しています。
以上のように、子ども達は万引きしてはいけないという意識をしっかり持っており、現代社会において「万引き傾向のある子どもがたくさんいる」という状況ではないことがわかります。
引用元:特定非営利活動法人 全国万引犯罪防止機構 「第10回 万引に関する全国青少年意識調査 分析報告書」
2、子供が万引きを繰り返す原因
それにもかかわらず、万引きを繰り返してしまう子どもがいます。
それはいったいどうしてなのでしょうか?
(1)欲しいものがあっても買ってもらえなかったから
1つには、単純に欲しいものがあるからという理由です。
親に言っても買ってもらえなかったので盗ったという子供もいます。
(2)ドキドキして楽しい
万引きをすると、見つかってはいけないというスリルを味わうことができます。
そのドキドキ感、気分の高揚感を求めて万引きしてしまう子どもがいます。
(3)友達がやっているから
周囲に万引きしている友人がいる場合、仲間はずれにされることをおそれ、流されて万引きしてしまう子どもがいます。
周囲のみんながやっているから罪悪感がなくなり、ついつい万引きしてしまうケースもあります。
(4)万引きを犯罪と認識してない
中には、万引きが犯罪であることをきちんと理解できていない子供もいます。
(5)親や勉強に対する不満やストレス
親への不満が万引きという形であらわれてしまうケースもありますし、勉強などのストレスを抱えていて万引きによって解消しようとすることもあります。
配信: LEGAL MALL