【防災グッズ】生死を分けうる大切な備え|災害に備えて用意しておくべきものは?

非常用持ち出し袋

①飲料水

避難所での水分補給をスムーズに行えるよう、持ち出し袋の中にも飲料水を入れておきます。

衛生面や飲みやすさを考え、500ミリリットルのペットボトルに入れて4本ほど用意しておくと安心です。

②食料品

避難所では食料が配られることが多いですが、パンやおにぎりなど炭水化物に偏りやすいです。

体調不良にもつながりやすくなるため、肉や魚、果物、野菜などタンパク質やビタミン類を摂取できるような食料品を入れておくのがおすすめです。

また、家族にアレルギーがある方がいる場合は、アレルギーに対応した食料品も用意しておきましょう。

③救急・衛生用品

避難所などで集団生活すると、衛生状態の悪さや免疫力の低下などにより感染症が発生しやすくなります。

感染リスクを少しでも減らすためにも、 マスクや除菌シート、歯磨きセットなどの衛生用品を持参しましょう。

また、避難所へ移動している間に怪我をする可能性があるため、いつでも応急手当てができるよう消毒薬や絆創膏、包帯などを入れた救急セットも用意しておきましょう。

女性や子どもがいる場合は、生理用品やおむつと一緒に中身が見えないゴミ袋を入れておくと便利です。

④現金

非常用持ち出し袋にも、小銭を中心に2万円程度の現金を入れておきます。

現金を紛失する可能性に備えて、預金通帳やマイナンバーカードのコピーと印鑑も一緒に入れておきましょう。

⑤電力を確保するグッズ

避難所ではコンセントが不足しがちです。

自由に使えないことも多いので、モバイルバッテリーや電源タップなどの電力を確保するグッズは非常に役立ちます。

携帯電話の充電ができるよう、充電器も忘れずに持っていきましょう。

暗い道での避難や避難所のライフラインが止まっていることも考え、懐中電灯やライトも準備しておきます。

電池を使用しているものを持ち運ぶ際は、予備の電池も入れておきましょう。

⑥着替え

持ち出し袋に入れるものの中で意外に忘れがちなのが、着替えです。

自宅で避難する場合は箪笥から服を出して使えますが、避難所には着替えがないため持参した服を着回さなければいけません。

特に、下着や靴下はできるだけ毎日取り替える必要があるため、最低3日分は用意しておく必要があります。

着替えはかさばりやすいですが、圧縮袋に入れておけば荷物の邪魔になりにくいです。

女性は、女性用下着とわからないようなデザインのものを選ぶことも大切です。

盗難や盗撮などの犯罪に遭う恐れがあるため、できるだけ暗い色やボクサータイプの下着を用意しましょう。

その他用意しておくと便利なもの

先述したもの以外にも、必要に応じて以下のものも準備しておくと便利です。

・簡易テント

・マイナンバーカード、保険証やお薬手帳のコピー

・簡易トイレ

・軍手

・季節用品

・ホイッスルや防犯ブザー

・女性や乳幼児に必要なもの

・ないと生活ができないもの

非常用持ち出し袋は、定期的に見直して季節に応じた防災グッズに入れ替えることが大切です。

夏には虫除けスプレーや日焼け止め、冬には防寒具やカイロなど気候に合ったものを準備しましょう。

また、免許証や保険証、マイナンバーカード、母子手帳のコピーなどを入れておくことで、身分証明が必要なときや受診時に役立ちます。

避難生活では、トイレが使えないことも少なくありません。

衛生面やプライベート面を守るためにも、簡易トイレも入れておくと便利です。

その他、日常生活を改めて見直し、生活に欠かせないものや、ないと生活ができないものがあれば、忘れずに入れておきましょう。

まとめ

防災グッズは、年に2〜4回を目安に定期的に見直すことが大切です。
日本では、3月1日・6月1日・9月1日・12月1日を「防災点検の日」としているため、このタイミングで見直しを行うのがおすすめです。

また、防災グッズの見直しとともに避難場所や避難経路の確認、家の中の安全対策もしておく必要があります。
家族のだれかだけでなく、家族みんなで話し合って災害対策をとりましょう。

文/ももくら

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