秋の味覚の一つ「ぎんなん」の栄養を解説!
秋の味覚の一つ「ぎんなん」。ほのかな苦味とねっとりホクホクした食感が特徴。電子レンジを使った殻のむき方について栄養士ライターが解説します。
街路樹のイチョウが色づきはじめると、「銀杏(ぎんなん)」の季節です。ほのかな苦味とねっとりホクホクした食感が大好きという人もいれば、愛らしい形に似合わない強烈な臭いが苦手という人もいるかも知れません。好き嫌いが分かれそうな銀杏ですが、どのような栄養が含まれているのでしょう。
かたい殻の中にある、ヒスイ色のやわらかい仁(胚乳)が食用部分。
秋から冬の季節の変わり目に役立つ栄養バランス食材
私たちが銀杏として食べているのは、イチョウの実の中のかたい殻に包まれた胚乳(はいにゅう)の部分。炭水化物、たんぱく質、脂質、β(ベータ)-カロテン、ビタミンE、ビタミンB1、パントテン酸、ビタミンC、カリウムが比較的バランスよく含まれていて、風邪を引きやすい秋から冬にかけて、免疫力の増強が期待できる食材の一つです。古くから漢方や民間療法でも滋養強壮やせき止めなどにも利用されてきたようです。
茶碗蒸しのアクセントに数粒入れる程度にすると、食べる量を抑えられます。
配信: LASISA