飼育放棄された小さなオバケのようなワンちゃん…→新しいお家で美しく大変身した姿に感動

飼育放棄された小さなオバケのようなワンちゃん…→新しいお家で美しく大変身した姿に感動

 お散歩中、リードを持つ里親さんのほうを振り返っては、いつも嬉しそうにニコニコの笑顔を浮かべるメスのヨークシャーテリアのミリちゃん。


 6歳ほどの成犬ですが、小さな体でちょこちょこと活発に動き回る様子がかわいらしく、人間をいつも癒してくれます。

 ミリちゃんは今の里親さんの前に、別の飼い主に飼われていました。元飼い主の家では、満足なお世話をしてもらえなかっただけでなく、2024年春には飼育放棄を受けました。

保護時は、小さなオバケのようだった


 保護時のミリちゃんは全身が毛に覆われており、どこに顔があるのかされわからない状況。遠目に見れば、小さなオバケが右往左往しているようにも見えました。


 ミリちゃんは、保護団体・restartdog LIEN(リアン・@restartdoglien)に保護された後、まずは綺麗にトリミング。伸び放題だった毛を切ると、まん丸お目めのかわいいお顔を見せてくれました。

 ただしまだまだ緊張気味。表情は固く、人間にどう接して良いのかわからない様子でした。

日を重ねるごとに強くなっていった分離不安


 ミリちゃんは「本当の家族」と結ばれるまでの間、団体提携の預かりボランティアさんの家でお世話を受けることになりました。

 この家には、何匹かの保護犬が暮らしていますが、いずれも小型犬。ミリちゃんは仲間のワンちゃんたちとすぐに打ち解け、次第に本来の明るく元気な姿を見せてくれるようになりました。

 ただし、日を重ねるごとにミリちゃんは「この温かい家から離れたくない」「ママさん(預かりボランティアさん)と離れたくない」と思うようになったのか、他のワンちゃんの姿が見えなくなると「どこに行ったの?」と慌てたり、預かりボランティアさんが外出すると、置いて行かれたと勘違いしたのか、窓の外をずっと見つめるようにもなりました。

 また、預かりボランティアさんのベッドにも度々潜り込み、「一緒に寝てください」と甘えてくることも。

 一見かわいらしい様子ですが、元いた家での経験がこういったミリちゃんの行動の背景にあると思うと、胸が苦しくなります。

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