子どもへのフッ素塗布の影響

子どもへのフッ素塗布の影響

お子さんのむし歯予防のためにフッ素塗布を考えていらっしゃる方も多いかと思います。
しかし「フッ素塗布って危険が伴うの?」と心配されている方も少なくありません。
ここでは、子どもへのフッ素塗布の影響について、詳しく紹介します。

いくつになったらフッ素塗布を開始できる?

フッ素塗布が可能な時期としては「歯が生え始めたら」と言われています。

実際には上下の前歯がそれぞれ4本ずつ生え揃う時期を目安に、年齢でいうと1歳半ごろで、離乳食から幼児食へと移行する時期になります。

食事形態の変化とともに、むし歯リスクが上がる時期ですので、フッ素をうまく活用しましょう!

子どもへのフッ素塗布の効果とは?

乳歯にフッ素を塗布することで、次のような効果を得ることができます。

・歯質を強化する
・歯の再石灰化を促進する
・むし歯の原因菌の活動を抑える
・歯質を強化する

歯の表面を構成するエナメル質がむし歯の原因菌によって溶かされるとむし歯になります。そうなる前にフッ素を塗布することによって「フルオロアパタイト」と呼ばれる結晶が生成され、歯の表面の歯質が強化され、むし歯になりにくくなります。

また、フッ素には、溶かされた歯の再石灰化を促進してくれる働きがあり、細菌の活動を抑え、むし歯の原因菌も活動しづらくなります。原因菌の活動が抑制されることで、むし歯リスクを減らすことが可能になります。

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