深夜の防災無線「4歳と2歳の子ども捜して」 、行方不明者の発見まで放送すべきだった? さいたま市の対応に疑問の声も

深夜の防災無線「4歳と2歳の子ども捜して」 、行方不明者の発見まで放送すべきだった? さいたま市の対応に疑問の声も

●「深夜の放送うるさい」という意見も市に届いた

今回の防災無線について、さいたま市には、さまざまな意見が寄せられているという。

「夜間でもあり、深夜に放送することに対して、うるさいというようなご意見もありました」

防災無線の呼びかけのあった時間帯は真夜中であり、雨も降っていたという。無事に見つかったことを知らないまま、暗がりを歩くことで事故などのトラブルに巻き込まれないとも言えまい。

一方で、市民が寝静まった時間でも、子どもの命を優先して捜索の協力を呼びかけるという判断に関しては、誰も責められないはずだ。

深夜の「捜索呼びかけ」と「発見の報告」に関する今後の運用について決まっていることはないが、防災課は「いただいたご意見も踏まえて、よりよくしていきたいと思います」とした。

たとえば、各地の警察が登録者に送るお知らせメールでは、行方不明者の情報だけでなく、その発見の情報も配信されることがある。

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