「節約したい」と思う人がほぼ全員陥る“罠”

 貯金をしようと決心したとき、多くの人は「何をどうすれば節約できるだろう」と考えるのではないでしょうか。

 もちろん、この考え方が間違いではないのですが、やることをたくさん増やすという意味で失敗しやすくはなります。では、どうすれば貯金のために節約できるのでしょうか。

■「何をするか」を考えるのが危険なワケ

 まず、貯金や節約のために「何をすべきか」と考えることのリスクをみていきます。

 それは「ストレス」です。例えば、あなたが明日から節約すると決めたとします。そのために「貯金用の口座を作って毎月決まった額を移動しよう」と考えました。これを実行するためには、(使っていない口座がある人以外は)新しい口座を開設し、毎月の貯金額を決めて手続きを行ないます。

 貯金しようと思い立ってからこれが完了するまでに、最低でも1日はかかってしまいますよね。これこそがストレスの原因になり、最初のハードルを上げてしまうのです。

■「何をするか」より「何をしないか」の方が簡単

 ではどうすればよいかというと、「何をすべきか」を考えるのではなく、先に「何をしないか」「何をやめるか」を考えてみましょう。

 これは決めるだけで即実行できるため、タイムラグがなく比較的スムーズにスタートを切れます。例えば、「コンビニで買い物をするのをやめる」「ネットショッピングをしない」「生活用品の備蓄をしない」などです。

 どうでしょうか。これくらいだったらすぐに始められそうではないですか? ちなみに、人が何か行動を習慣づけるには約1週間かかることが分かっているため、まずは1週間決めたことをしないようにしてみてください。

■ストレス管理がお金管理のカギ

 ストレスが溜まると好きなものにお金を使ってしまい、ストレスを解消したような気になるのはよくあること。だからこそ、なるべくストレスをかけないで節約や貯金をすることが大切なのです。

大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。

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アサジョ
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