そろそろ脳の老化予防について真剣に考えたいけれど、具体的に何をすれば良いか、よくわからないという人も多いでしょう。
高齢者専門の精神科医の和田秀樹先生は、若々しい脳を維持する秘訣は、日々の「実験」を習慣化することだと語ります。そこで和田先生に、なぜ「実験」が必要なのか、具体的にどういう「実験」をすればいいのかを教えてもらいました。
(この記事は、和田秀樹氏の新刊『60歳からの脳と体が若返るワークブック』より一部を抜粋し、再編集しています)
「初めてやること」「いつもと違うこと」で老化を阻止
誰にでも自分なりの定番とか日々のルーティンというものがなにかしらあると思いますし、歳を重ねるほどそれ以外のことをやるのが億劫になりがちです。
しかし、和田先生は「同じことを繰り返す変わり映えのしない毎日を過ごしていると、脳の前頭葉という部分の機能が衰えてしまい、脳の老化が早まってしまう」と警鐘を鳴らします。
それを防ぐのに大事なのは、「初めてやること」「いつもと違うこと」を、日々の暮らしの中に意識的に取り入れていくこと。要するに日々の実験です。
いろんな試行錯誤で脳の前頭葉という部位を活性化させると、意欲も向上し、また次の「実験」をしたくなります。その繰り返しが若々しい脳をもたらすのです。
コンビニの新作スイーツは脳にも効く!
どんなに些細なことでも、「初めてやること」「いつもと違うこと」であれば、脳にはいい刺激がもたらされます。
だから大袈裟に考える必要はまったくなく、楽しんでできる範囲の小さな「実験」をちょこちょこ試すことを心がければそれで十分なのです。
和田先生は「甘いものが好きな方なら、『これまで食べたことのないスイーツを食べてみる』というのはいかがでしょうか? 」と提案しています。
コンビニならかなりの頻度で新作が登場していますので、定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか? 意外な味にハマってしまうスイーツに出会えるかもしれません。
また、たとえば、同じシュークリームでもコンビニごとにどんな味の違いがあるのかを食べ比べしてみる、といったことも面白いと思います。
配信: 女子SPA!