「ブルームーン」とはどんな月?
ブルームーンとは、ひと月の間に満月が2回ある現象で、2回目の満月を指すことが多いようです。
「ブルームーン」という言葉は天文学の正式な用語ではないため、その定義もはっきりしていません。また、見た目も通常の満月と同じです。
では、なぜ月に2回目の満月をブルームーンと呼ぶようになったのでしょう? その由来は諸説ありますが、英語に「ごくまれに」を意味する「once in a blue moon」という慣用句があり、ひと月に2回満月が見えるのが珍しいことから呼ぶようになったという説、アメリカの天文月刊誌が間違って「ひと月に2回ある満月の2回目をブルームーンと呼ぶ」と書いたことから広がったという説が有名です。
ひと月の間に満月が2回ある理由は、月の満ち欠けの周期とひと月の長さに関係しています。月の満ち欠けは平均29.5日周期で繰り返されます。ひと月の長さは2月を除いて30日または31日なので、およそ2年半に1度の割合で、ひと月に2回(1日と30日または2日と31日)満月が巡ってくる場合があるからです。
欧米ではブルームーンは神秘的な現象として人々に知られており、「ブルームーンを見ると幸せになれる」という言い伝えがあります。
「ブルームーン」はいつ見られるの?
最近では、2023年8月31日にブルームーンがありました。2030年までのブルームーンの日付は、以下の通りです。
2026年5月31日
2029年1月30日
2029年3月30日
配信: イエモネ