●ジャフコ「雇用契約の終了は適正」
弁護士ドットコムの取材に対し、同社は次のようにコメントを寄せた。
「元⼥性社員は、弊社におけるセクハラ⾏為の発⽣は、会社が安全配慮義務を果たしていないことによるものであり、また、退職がセクハラ⾏為に関連した雇⽌めであるとして⼆次被害が発⽣した旨を主張し、弊社に対する損害賠償を求めています。
しかしながら、弊社は、ハラスメント防⽌に関する就業規則を定めており、従業員への周知・啓発を⾏っておりました。
また、本事案発覚後、適切な事実調査を⾏うとともに、元⼥性社員の就業に⽀障がないよう配慮措置も講じました。さらに、本件事案発覚後、弊社は本事案の発⽣を重 く受け⽌め、その防⽌を改めて社内に周知するとともに、定期的に全役職員を対象とした ハラスメント研修を実施するなど、再発防⽌に努めております。
元⼥性社員との有期雇⽤契約の更新、終了につきましても、元⼥性社員と弊社との間で⼗分な話し合いのうえ、適正に行なわれたものであり、セクハラと雇⽤契約終了との間に関連は全くございません。弊社は、これまでも、元⼥性社員との間で、本件の解決に向け誠実に協議を重ねてきましたが、双⽅の主張には隔たりがあり、和解には⾄っておりません」
【編集部より】記事の内容を一部、修正しました。(10月11日 22:45)
配信: 弁護士ドットコム