【レポート】人気パティシエ×コーヒー王者:”おいしさ=香り”希少なタイベリーやカカオ豆使ったスイーツとコーヒーのマリアージュ堪能するイベント展開

UCCコーヒーアカデミーは10月12日・13日の2日間限定で「UCCコーヒーアカデミー東京校」にて、世界レベルのパティシエとコーヒーチャンピオンのコラボセミナー「至高のコーヒーマリアージュ in AOYAMA~超人気店パティシエと世界レベルのコーヒーチャンピオンのコラボレーション~」を開催した。今回、初日のメディア向けイベントにてコーヒーとスイーツのマリアージュメニューが提供された。

「至高のコーヒーマリアージュ in AOYAMA~超人気店パティシエと世界レベルのコーヒーチャンピオンのコラボレーション~」他イメージ4枚はこちら

今回は、人気店「アヴランシュ・ゲネー」のパティシエである上霜考二さんが手がける特別スイーツに、5人のコーヒーチャンピオンたちの技術が光る一杯を合わせたマリアージュを味わえるイベント。

1品目は、希少なタイベリーとフランボワーズが主役の「クロリス」と、フルーティーでしっかりとした甘さ、少しの酸味がある「サイフォンスペシャルティコーヒー」のマリアージュ。「クロリス」に使用しているタイベリーは、今年もあまり収穫されておらず、今後日本でも買えるか分からないほどの希少なフルーツとのこと。そのため店舗では販売せず、同イベント限定の特別な一品だ。

中心から順にタイベリーのソース、タイベリーのシロップを染み込ませた生地、フランボワーズのクリーム、ラズベリーのメレンゲ、チョコレートコーティングの構成だ。側面のチョコレートコーティングは、ホワイトチョコレートにフランボワーズのフリーズドライとアーモンドを合わせている。

中でも印象的だったのは、中心に入っているタイベリーのソース。まるで果実をそのままかじっているかのような濃厚さで、力強い甘酸っぱさを感じられる。さらに驚いたのは、力を入れずにフォークを降ろしただけで全ての層が掬えるほど柔らかいことだ。どのパーツも軽くて滑らかな口当たりで、くどさは全く感じない。コーヒーとのマリアージュを楽しんでいるうちに、ペロッと食べ終わってしまった。

2品目はこだわりのチョコレートを使用した「ビーントゥーバー ショコラ」と、同校が取り扱うコーヒー豆を使用したカフェラテのマリアージュ。ここで使用しているチョコレートは、上霜さんが自らカカオ豆を焙煎して作り上げたもの。

カカオ豆を焙煎してから低温で焼き、皮をむき、約36時間かけて挽いた豆をさらに1週間以上寝かすという、かなりの時間をかけたチョコレートだ。ケーキのために作り上げたチョコレートは、普通の素材では出せない香りをイメージしている。

土台から順に、クッキー生地にチョコレートガナッシュ、その上にアングレーズベースの軽いガナッシュ、最後はココアパウダーで作ったグラサージュで仕上げている。それぞれの香りがすっと溶けて広がり、チョコレート同士の違いも楽しめる一品だ。満足感がありつつ食べ飽きないように、空気を含まずにガナッシュの柔らかい口溶けを感じられることを意識したという。「クロリス」よりも小ぶりに見えるサイズでお皿にチョコンと乗っているにもかかわらず、洗練されたデザインと味わいによる存在感が半端ではない。チョコレートの濃厚さもあり、満足度は最も高いように思える。

各スイーツを手がけた上霜さんは「おいしさイコール香りだと思っている。デザインと味わいで”自分のケーキ”を表現し、五感全てを刺激できるジャンルだからこそとことん突き詰めていきたい」とさらなる成長を誓った。

なお、一般向けイベントは10月13日に実施。税込み7,700円で完売した。

【UCCコーヒーアカデミー東京】
住所:〒107-8688 東京都港区赤坂8‐5‐26 住友不動産青山ビル 西館1階
営業日:火曜~土曜日(祝日・年末年始は除く)
時間:10時~18時

【取材・撮影・文:ゆめ】

関連記事:

CakeNews-ケーキニュース-
CakeNews-ケーキニュース-
「CakeNews-ケーキニュース-」は、合同会社ヨガシが運営する甘くておいしいケーキ・他スイーツなどを探求・報道するニュースサイトです。ケーキやパフェ、アフタヌーンティー、ビュッフェ、カフェ、焼き菓子、カフェドリンクなど多数のスイーツ・飲食情報を定期配信しています。
「CakeNews-ケーキニュース-」は、合同会社ヨガシが運営する甘くておいしいケーキ・他スイーツなどを探求・報道するニュースサイトです。ケーキやパフェ、アフタヌーンティー、ビュッフェ、カフェ、焼き菓子、カフェドリンクなど多数のスイーツ・飲食情報を定期配信しています。