今日くらい休みたい… 体が辛い時、やる気が起きない時の家族のご飯どうしてる!?

今日くらい休みたい… 体が辛い時、やる気が起きない時の家族のご飯どうしてる!?

つらい時は無理せず、「手を抜くことに、手を抜かない!」

本業の放送作家のほか、コメンテーターとしてテレビで活躍する野々村友紀子さんに、体が辛い時ややる気がない時の家事問題について聞きました。

「私はもともと頑張りすぎる主婦でした。子どもが0歳、2歳ぐらいの頃は、忙しい夫にやってほしいと言いにくいし、言いたくない。家事も育児もなるべく自分ひとりでなんとかしようと頑張っていたのです。けれど無理がたたり、結局、倒れてしまいました。
その当時の経験を教訓に、“手を抜く時は、手を抜くことに手を抜かない” が私のモットーになりました。
頑張りすぎるとまわりまわって結局、家族に迷惑をかけることになります。また、自分自身の体にもよくないので、長い目で見ると絶対に頑張りすぎないほうがいいと思います。
1日くらい掃除しなくても、夕飯を作らずデリバリーを頼んでも、『誰が怒るの?』というくらいのことです。ですから体調が悪い時ややる気が起きない時は、夫や家族に『今日はできません』と言っていいと思います。

女性は子育てや主婦業で、手を抜くことに対して『母親失格じゃない?』『多少の無理をしてでも私がやるべき』と自分を追い込んでしまいがちですが、その考えをまずやめることが大事ではないでしょうか。
特に産後など若い時の無理は、更年期以降にやってくるそうです。うちの夫には、『若いうちから無理すると、ホルモンのバランスを崩して更年期の時に大きくなって戻ってくるらしいよ』というと、夫はビビって『寝とき、寝とき』となりました。男性は女性ホルモンのこととかよくわかっていないので、とにかく『ホルモンが…』と言えば、男性は『なんかわからんけど、怖い…』となると思います(笑)。

子どもが小さい頃、しんどい時はレトルトカレーを食べさせたこともあります。最近は、有名店の冷凍食品などちょっといいものをストックしておいて、それを食べてもらっています。家族も『おおっ!』と喜びますし、自分の罪悪感も軽くなるので、ちょっといいストックが心のお守りのようになっています。

ママは家庭の太陽、ニコニコして機嫌よくいられることが家庭にとっていいことだと思っています。太陽が曇ればちょっとしたことでイライラしたり、家族に当たってしまったりしてしまうことも。手を抜く時にちゃんと手を抜くことは、広い目で見ると家族のためになるのです」(野々村友紀子さん)中途半端に休むと、体の疲れは取れないし、やる気って湧いてきませんね。確かに、手を抜く時はしっかり手を抜いたほうが、心も体もラクになるのかもしれません。「本日、妻とママはお休みします」宣言、いいと思います!
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)

※文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は2021年7月の情報で、現在と異なる場合があります。

野々村友紀子さん

芸人として活動後、放送作家へ転身。夫は芸人・2丁拳銃の修士さん。現在はバラエティ番組の出演のほか、番組の企画構成、吉本総合芸能学院(NSC)東京校の講師、漫才執筆、アニメやゲームのシナリオ制作もするなど多方面で活躍中。最新刊に「ハッキリものを言って嫌われる人、好かれる人の伝え方」(クロスメディア・パブリッシング)がある。

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