女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2018年10月20日 記事は取材時の状況)
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好きだった人のことをいつまでも引きずってしまった経験はありませんか? 相手が理想的な男性ならば、なおさら忘れられないもの。今回は過去に好きだった人のことを今でも立ち切れず、結婚のチャンスを掴めずにいる女性のお話です。
「大学時代に一目惚れした一つ年上の彼。顔は嵐の二宮君似で身長は180cmと、まさに私の理想そのもの! そんなルックスだからすごくモテるはずのに、彼の性格は意外と控えめで彼女はいませんでした。私から半年ほど猛アタックした結果、晴れて交際をスタートすることになったのです」
そう語るのは都内に住むアヤミさん(仮名・35歳)。大学生の頃からブランド物が好きと話すアヤミさんは、少し気の強そうな女性という印象です。
ずっと引きずっていた元彼と、社会人になって偶然再会
「彼と付き合ったのは2年間ほど。別れた理由は彼が就職してすれ違いが生まれたからです。私が大学を卒業して久しぶりに連絡を取ってみると、転勤になって名古屋に住んでいると言っていました。以来、連絡しても返事がないので忙しいのかなと思い、少しずつ彼とは距離を置いていったんです」
それから数人の男性と交際したアヤミさんですが、どこか大学時代の彼のことを忘れられない気持ちがあったといいます。
「再会したのは2年前。大学時代の友人の結婚式に呼ばれた時、なんと来賓席に彼の姿があったのです。少し落ち着いた印象はありましたが相変わらずかっこよくて……。多分、彼のことを知らなくても一目惚れしていたんじゃないかな(笑)。
すぐに『久しぶり! 覚えてる?』と声を掛けたら『覚えてるよ! 元気?』と言ってくれました。その笑顔に昔の恋心がすぐによみがえってきたんです」
二次会の後、アヤミさんは彼を誘い出しました。
「彼は今も名古屋に住んでいて、結婚式のために東京に来たと言っていました。もう結婚して子供が2人いるとも言っていましたが、気持ちは止められませんでしたね。彼の泊まるホテルに付いて行き、そのまま一晩過ごしました。彼は月に1度は仕事で東京に来ていると言ったので、絶対にまた会いたい! と思ったんです」
元彼との“遠距離不倫”。連絡は、ホテルの名前と部屋番号だけ
それから2年間、アヤミさんは彼と不倫を続けているといいます。
「彼から連絡が来るのは東京出張の時のみ。彼の泊まるホテル名と部屋番号だけが送られてきます。私から連絡しても返事はありませんね」という、割り切った関係のよう。
「月1会えるか会えないかの関係ですが、それでもいいんです。奥さんと別れて欲しいという気持ちありません。彼は奥さんのことはあまり話さないのですが、名古屋への転勤後に交際を始めて24歳で結婚したと言っていました。
彼のSNSをこっそり調べて奥さんの写真を見たのですが、化粧っ気もなくて服もすごく地味でした。正直、どこが良かったんだろう? という気もしますね。子供は男の子なのですが、彼に似ててすごく可愛いんです! 思わず画像保存しちゃいました(笑)」
嬉しそうに語るアヤミさんですが、不倫をしていることに罪悪感は感じないのでしょうか?
「私の場合、普通の不倫とちょっと違うというか……。誰にでも絶対に忘れられない人っているじゃないですか。自分の1番楽しかった思い出をアルバムから出して余韻に浸っている感じです。あと、この歳で自分のタイプの人と体験できる機会なんて滅多にありませんしね。
他に彼氏ができたらいつでもやめるつもりではいます。でも、彼を超える人なんてなかなかいないと思いますけど」
彼の家庭からしたら何とも身勝手な意見ではありますが、それでもアヤミさんは幸せだといいます。アヤミさんに本当に好きな人ができて結婚したときに、もし同じ目に遭ったら彼女はどう思うのでしょうか。不倫の代償は必ず自分に返ってくるもの。アヤミさんが自分でそれに気づいて不倫から足を洗えたなら、本当の幸せが訪れるかもしれません。
<文/結城>
【結城】
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer
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