NMB48が30枚目シングルを発売!小嶋花梨、塩月希依音、坂田心咲、三鴨くるみ、高橋ことねにインタビュー

NMB48が30枚目シングルを発売!小嶋花梨、塩月希依音、坂田心咲、三鴨くるみ、高橋ことねにインタビュー

大阪を拠点に活動するアイドルグループ・NMB48が記念すべき30枚目のシングル『がんばらぬわい』を、グループ結成日でもある10月9日にリリースした。本作でセンターを務めるのは、グループキャプテンの小嶋花梨さん。「がんばらなーい」をもじった造語だというタイトル『がんばらぬわい』も印象的な本作について、また楽曲初披露となった日比谷野外音楽堂での単独ライブの感想などを、小嶋さん、そしてグループをけん引する存在の塩月希依音さん、坂田心咲さん。さらに、初選抜となった10期研究生の三鴨くるみさん、高橋ことねさんの5人に話を聞いた。

■「開放的な野音ライブはNMB48のよさを見せられた」(小嶋花梨)

――まずは、ニューシングル『がんばらぬわい』を初披露した日比谷野外音楽堂での単独ライブ「This Is NMB48 2024」(9月21日開催)についての感想からお聞かせください。東京での単独野外ライブは約2年ぶりでしたね。

【小嶋花梨】個人的にNMB48は夏の野外ライブが似合うと感じていたので、夏の終わりを飾る意味でもこの時期に野音でライブができたのがすごくうれしかったです。開放的な環境のなか、水の演出や演劇みたいなコーナーなどちょっとユニークなNMB48らしさも入れられたので、NMB48のよさを関東の皆さんにもお見せできたんじゃないかなと思っています。

【塩月希依音】今回の野音ライブは「NMB48の海賊団」というストーリーを作って、それに沿ったセットリストになっていたんですけど、そういうストーリー込みでライブを楽しんでいただく、というのが最近は少なかったので、そこも楽しんでいただけたのかなと思います。西田帆花ちゃんと出口結菜ちゃんがギャグを披露したりとか、メンバーそれぞれにスポットライトが当たるところがあって、一人ひとりの個性も出ているライブだったし、いろんなメンバーがいるんだよ!というのがわかってもらえたのかなと思います。

【坂田心咲】どのライブも毎回やりきったなって思うんですけど、やっぱ野外になると、それ以上にいつも以上に今日はやりきったぞ!という気持ちになるな、というのを感じました。ファンの皆さんもめっちゃタオルを振り回してくれたり、大きな声でコールしてくれたり。私と同じくらい全部出し切っているなと思ったし、夏の締めくくりにふさわしい熱いライブになったんじゃなかなと感じています。

【三鴨くるみ】野音でのライブはもちろん、あんなに長い時間にたくさんの曲数をやるコンサートが初めてだったので、覚えることもたくさんあって当日楽しめるのかな、と思っていたんですけど、いざ本番が始まったら野外という場所の解放感にすごく楽しくなっちゃって。会場に屋根がないから、私の限界も天井知らずみたいな感じで(笑)。すごくいい汗をたくさんかけました!

【高橋ことね】初めての東京でのライブ、しかも初めての野外と私にとっても初めて尽くしで、リハのときもずっと緊張して、ドキドキしながら本番に挑んだんですけど、ペンライトを準備して振ってくださるファンの方の姿を見たら、心から楽しくなってきて。そういう楽しさをファンの方と共有できるのがライブのご賞味……?

【小嶋花梨】醍醐味ね(笑)。

【高橋ことね】それです! その醍醐味だと思いました。水鉄砲の演出もあって、ファンの方と関わることも多かったので、皆さんとの一体感を作れたなとすごく楽しかったです。

■「楽しくユニークなNMB48らしい雰囲気を表に出せる曲」(小嶋花梨)

――それでは、ここからは新曲『がんばらぬわい』について、お聞かせください。小嶋さんは、シングル表題曲としては初めてのセンター。この曲にどんな印象を持っていますか。

【小嶋花梨】NMB48らしい楽曲をこのタイミングでいただいて、本当に15年目にぴったりだなと思う曲です。個人的には、ソロ曲「最高に下品なアタシ」をいただいたときのことを思い出しました。そのときも「そんなキバって上品ぶらないでもいいんだよ」と秋元(康)先生に言われているみたいで、自分の殻を破らなきゃいけないタイミングなのかなと思ったんですね。

そういう自分の裏にある本当の気持ちを歌詞に書かれているなと感じることがすごく多いんですけど、今回もまたここからがんばらなくちゃ、と思っていたときにセンター曲としてこの「がんばらぬわい」をいただいたんですね。キャプテン歴も長くなってきて、頼もしい後輩メンバーも増えてきたなかで、そういえばここ1、2年で肩の力を抜いてキャプテンできるようになってきたなって。気楽に活動をがんばるようになっているなということに気づいて、そんなことを秋元先生に見抜かれていたから、この曲になったのかなと感じました。

――「がんばらぬわい」は、「がんばらなーい」をもじった造語ですもんね。

【小嶋花梨】最初は、正直なんでがんばらないって、そんなこと言うんだろうと思ったんですけど、すごく気を張っていた時期が自分のなかにあったからこそ、今気楽に活動できているところもあって。気を張りすぎず、楽しくユニークなNMB48らしい雰囲気を表に出せる曲を作ってもらえたんじゃないかなと思います。

――表題曲の初センターについては、いかがですか。

【小嶋花梨】今回、周りに支えてくれているメンバーが本当に頼もしくて。それこそ(塩月)
希依音とさかたん(坂田)は前作(29thシングル『これが愛なのか?』)でダブルセンターを務めた2人なので、私のすぐ後ろでどしっと構えてくれているのがすごく安心というか。野音のライブで初披露したときも、なんの不安もなく身を任せられたところがありました。2人(三鴨くるみ、高橋ことね)も、すごくかわいいんですよ。お互いにいたずらっ子なところがあったりして。みんなが支え合っているところに、ごろんと寝転んでいるみたいな気持ちでセンターをやらせてもらっています。

あと、初選抜の(眞鍋)杏樹、(水田)詩織ちゃん、まこち(坂下真心)。それぞれ、もともとすごく軸があるメンバーなんですね。杏樹はパフォーマンスにおいて立派なものがあるし、詩織ちゃんは同期なんですけど、これまで8年間積み重ねてきたものを持ってるし、一番頼りにできる心から信頼できるメンバーが後方にいてくれているというのは、すごく心強いです。まこちも、今からがんばらなきゃという勢いを持っているメンバーなので、みんなの気持ちに支えられているな、と感じています。

■「楽曲自体がNMB48へのメッセージなのかな、と思っています」(塩月希依音)

――塩月さんは「がんばらぬわい」を初めて聞いたとき、どんな印象を持ちましたか。

【塩月希依音】正直びっくりしました。やっぱり楽曲が届くまで、「NMB48の30枚目のシングルで結成日に発売します。気合い入れていきましょう」というのをすごく聞いていたんですけど、実際に来た曲が「がんばらぬわい」。え?がんばらない?どういうこと!?みたいな感じで、いい意味で期待を裏切られた感じがありました。でも、そういうツッコミたくなる大阪っぽい要素がNMB48らしいのかなって。30枚目のシングルで気合い入れましょう!というときに、王道のかっこいい感じじゃなくて、あえて外してくだけた感じで行くというのが、NMB48のいいところなんだろうなと感じました。

あと、この楽曲自体がNMB48へのメッセージなのかな、とも思っています。最近、NMB48のメンバーは良くも悪くも真面目な子が多い、と言われることがあるんですね。もっと昔のNMB48みたいにくだけた一面、自由奔放さがあってもいいんじゃないかなと言われることもあったので、今回の「がんばらぬわい」は気楽に自由気ままに楽しくやってみなさい、というメッセージをいただいた、というふうにも感じています。

――小嶋さんからは安心感があると言われていましたが、今回はスリートップの一端を担うポジションですよね。

【塩月希依音】もちろんすごくありがたいですし、責任感も感じているんですけど、「がんばらぬわい」という楽曲的にはそこまでしっかりしなくてもいいのかなと。ガチガチにやってやる!というよりは、楽しもうよ!という曲なので、その気持ちで楽しみたいなと思っています。

――そんな塩月さんのシンメとなる坂田さんは、いかがですか。

【坂田心咲】今まで以上に気を引き締めていきたいなと思っています。やっぱりこの2人(小嶋花梨、塩月希依音)は、表現力もパフォーマンス力もトップレベル。すごい力を発揮する2人なので、私自身負けないように高めていきたいですね。悪目立ちではなく、いい方向に目立てるようにがんばりたいです!

――「がんばらぬわい」という楽曲については、いかがですか。

【坂田心咲】今までNMB48って結構いろんな系統の曲とか、他のアイドルさんに比べて多いと思うんですけど、かわいい、かっこいい、面白い、ちょっとふざけたユニークな曲もあって。本当にいろんなジャンルがあったなかで、また新しい系統が来たなと感じました。

ちょっと変わった応援ソングというか。たしかに「めっちゃがんばれ。絶対できるよ」と言われるよりも「肩の力を向いて、なるようになるやろう」くらいで言われた方が気楽にがんばるのかなと。前向きな歌詞の曲も素敵ですけど、ちょっと抜けた部分のある曲がめちゃくちゃ励みになる、という方もいるかもしれない。このくらいのゆるさの方が刺さる人もいるのかなとも思いました。

■「これが奇跡だったとならないよう爪痕を残して今後につなげたい三鴨」(三鴨くるみ)

――三鴨さん、高橋さんはシングル初選抜。10期研究生からの抜擢ですが、選抜入りした気持ちを教えてください。

【三鴨くるみ】まずはうれしい、が一番大きいですし、ここで爪痕をたくさん残していって、今後につなげられるようにしたいなと。これは奇跡だったってならないようにこれからがんば……ここは言っていいですよね(笑)。がんばりたいと思います。

――楽曲が「がんばらぬわい」だと言いづらいところがありますね(笑)。

【三鴨くるみ】そうなんです。初選抜でがんばろう!と意気込んだところで、「がんばらぬわい」という楽曲をいただいて、もしかしてこれは試練かと思いました(笑)。今がんばらなくちゃいけない時期の私たちにこの楽曲を与えることで、私たちががんばるのか、がんばらないのか、それを試されているのかも、とも思ったりするんですけど。でも、この歌詞を聞いたときにたしかに私は「絶対できるからがんばって」と言われるよりも「大丈夫だよ。気楽にやっていこう」と言われた方が、私自身やる気がでるなと感じました。なので、今の私に「がんばらぬわい」はすごく合っているなと思うし、この気持ちがたくさんの人に届いたらいいなと思います。

――高橋さんはいかがですか。

【高橋ことね】私も最初はダンスに不安があったんですけど、先輩方の背中を後ろから見させていただくことによって、新しい発見もあったし、新しい刺激もたくさんいただきました。それを自分のものにしていきながら、上を目指していきたい。全力で皆さんにしがみついていきたいなと思っています。

――選抜に選ばれた理由、自分で分析できていますか?

【高橋ことね】まだそれを見つけられていないのですけど、やっぱり自分にしかできないこともあると思うので、それをこれから作っていきたいですね。まずは、とにかく全力でパフォーマンスして、皆さんに少しでも私に興味を持っていただいて見ていただいて、私が選ばれた理由を皆さんと一緒に見つけていきたいです。

今回の「がんばらぬわい」は、15年目に入る結成日に発売する30枚目のシングルで、新しい時代の幕開けというか、そういう匂いのする楽曲だなと感じています。そんなにがんばらなくてもいいよ、という視点からの応援ソングも珍しいですし、そういう曲をこの節目のタイミングで発売するということは、NMB48としても新しい時代を見据えているのかなと。私には、新しいNMB48としての未来が明るく見えています!!

■「一度聞いたら忘れられない魔法がかかってしまう曲!」(高橋ことね)

――頼もしい言葉が聞けたところではありますが、最後にファンの方に改めてメッセージをお願いします!

【小嶋花梨】この「がんばらぬわい」というシングルは、カップリングもNMB48の過去も知りたくなるような楽曲なので、これまでの14年間のNMB48のことを、このシングルを通して知ってもらって好きになってもらえるのかなと思っています。ぜひたくさん聞いてください!

【塩月希依音】「NMB48が、またなんか楽しそうなことやってるぞ」というふうに思ってもらいたいですね。ミュージックビデオとか、「なんかNMB48楽しそう」みたいな感じで、ちょっと笑ったり、ネタにしてもらったりしながら、興味を持ってもらえたらうれしいです!

【坂田心咲】今回の30枚目のシングルは、収録されている楽曲どれをとっても、何かNMB48らしさ、大阪らしさが詰まっています。昔から応援してくださるファンの方はもちろん、NMB48を知らない方にも曲をきっかけに好きになってもらえるのかなと思っています。「がんばらぬわい」を聞いて、ぜひNMB48のファンになってください!

【三鴨くるみ】「がんばらぬわい」という曲は、歌詞はもちろん、振り付けやミュージックビデオにもNMB48らしさが詰め込まれています。まだ私たちを知らない方にも、興味をたくさん持っていただけたらなと思います。

【高橋ことね】この曲は1度聞いたら忘れられない魔法にかかってしまうので、皆さんにたくさん聞いていただきたいです。がんばりすぎず休むときは適度に休んで、この曲を聞いてリラックスしていただけたらと思います。

撮影・取材=野木原晃一 文=yoshimi

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