東京03・飯塚悟志が“審査委員長ポジション”でKOC炎上!M-1に指摘される松本人志不在の大懸念

 日本一のコント師を決める「キングオブコント2024」(KOC)決勝がさる10月12日にTBS系で放送され、お笑いコンビ・ラブレターズが優勝。17代目王者に輝いた。5回目の決勝で悲願の優勝となったが、審査員の採点について視聴者からもの言いがつき、放送後に炎上する後味の悪い事態になっている。

「ラブレターズは実力派の中堅らしく素晴らしいコントを披露しましたが、審査員の好みで得点を付けていると視聴者がXを中心に騒ぎ出したんです。というのも、決勝に残った一組である、お笑いコンビ・ニッポンの社長の辻皓平が、採点された後に、『ま、これは審査員さんの好みなんで』とコメント。この発言が呼び水となってネット上で“審査員がコントの出来ばえよりも好き嫌いで得点をつけている”と炎上したんです。特に槍玉に上がったのが、活動休止中のダウンタウン・松本人志に変わりに審査員長的なポジションで採点した東京03の飯塚悟志です。ニッポンの社長のコントには、5人中で最低点の92点を付けたこともあり、コンビのファンを中心に怒りの声が噴出したようです」(スポーツ紙記者)

 審査員には、飯塚の他、審査員として秋山竜次(ロバート)、小峠英二(バイきんぐ)、山内健司(かまいたち)、じろう(シソンヌ)が参加。全員がKOCの歴代王者だが、披露しているネタの傾向は全く違う。ある程度は好みの採点になるのは事実だろうが、辻の言葉は引き金になっただけで、炎上の根本的な原因は松本が不在が大きかったようだ。キー局の編成担当者が明かす。

「これまでも、KOCなどお笑い賞レースでは得点の付け方に賛否両論が起きていました。しかし、KOCやM-1は絶対的な笑いの神である松本がいることで、最終的には視聴者やお笑いファンも結果を受け入れる効果があった。飯塚はコント師として一流ですが、テレビ出演は他の審査員より少なく、権威があまり感じられません。そういった事情も含め、視聴者が納得できないと怒り出して炎上してしまったんだと思います」

 放送後も、さまざまな芸人が今回の審査方法についてSNSやラジオなどで持論を発表する事態となっているが、心配されるのは12月に開催予定の「M-1グランプリ2024」だ。現在は予選を開催中で審査員は発表されていないが、こちらも審査員長的ポジションだった松本は参加しないことは極めて濃厚。KOCよりも格段に注目度が高い賞レースだけに、今回以上の大炎上の恐れがある。思えば、松本がいた昨年の同大会でさえ、漫才の実績がない山田邦子の審査が賛否を巻き起こしていたが…。

「M-1に関しては、優勝すれば一夜にして大スターになれますからね。しかも、今年は昨年優勝した令和ロマンが、大会初の2連覇を目指すと意気込んでいるだけに、ただでさえ大波乱ぶくみ。ファンは採点にこれまで以上に厳しい目を向けることになるでしょうね。他の審査員の得点も含め、総評的にコメントをまとめるのが上手だった松本の不在によって、これまでにない大荒れの大会になる可能性が大です」(民放関係者)

 それだけに、「M-1」グランプリ2024」。主催する吉本興業と朝日放送も、“炎上回避”の策を練っているという話だ。

「昨年も審査員を務めた博多大吉、中川家・礼二、富澤たけし、塙宣之をベースとして、オール巨人などベテラン漫才師を配置する構成にするようです。また、吉本興業のご意見番となる中田カウスを審査員に復活させる案も出ている。KOCの二の舞いにならないように、松本不在をカバーするために様々に“審査員シミュレーション”が行われているそうです」(前出・民放関係者)

 活動休止以降、松本の不要論なども出始めているが、賞レースの審査員としては現在でも必要不可欠な人材のようだ。

(渡邊伸明)

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