「芸能界にセンターなんてない」元AKB野呂佳代に武田鉄矢が授けた言葉の深意

 テレビプロデューサー・佐久間宣行氏のYouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」の10月13日更新回に、AKB48とSDN48の元メンバーであり女優としても活躍するタレントの野呂佳代が出演。俳優・武田鉄矢から授かったという忘れられない言葉を明かした。

 ドラマ「101回目のプロポーズ」(フジテレビ系、1991年放送)の頃から武田の演技が大好きだっという野呂は、某ラジオ番組で武田と共演する機会に恵まれると、「どうやって自分を出していけばいいのか」「上に行くにはどうすればいいか」と訊ねたところ、武田は次のように返答したという。

「芸能界にセンターなんてないんだよ」「それでも自分がセンターだと信じること」

 武田はエキストラみたいな端役でも、とにかくアドリブを繰り出してみるのだという。監督に抑えるように言われても、自分がいいと思ったことを1回全部やってみる。そうしているうちに「あいつの演技面白いな」と評価が得られ、「金八先生」まで繋がったと野呂に伝授したとのこと。

 野呂はその教えを即実践。杉咲花主演の4月期のドラマ「アンメット~ある脳外科医の日記~」(フジ系)で野呂は、麻酔科医を演じた。行きつけの居酒屋の大将に麻酔をかけるシーンでは、麻酔がかかったかどうか確かめるために「いよっ!大将、卵焼き一丁!」と声をかけて確認するというアドリブを見せたというのだ。

 野呂はこう振り返った。

「緊迫したシーンでも、自分がこうやりたいなという気持ちでやったら採用されたんで。この(武田の)言葉のお陰で、もう一歩前進できたという気がしました」

 10月17日スタートのドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系)で、野呂は井戸端会議好きのナース役を演じている。武田仕込みのアドリブはここでも見られるか。

(所ひで/YouTubeライター)

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