ようやく、秋の気配が感じられるようになってきましたね。これからの時期は、冷えが気になるというかたも多いのではないでしょうか。
「血の巡りをよくするために、欠かせないのが鉄です。鉄は、全身に酸素を運び、赤血球の材料にもなります。
鉄を効率よくとるのに、おすすめの食材のひとつが赤身の肉です。ひき肉なら、手軽に調理できますよ」(関口絢子さん)
栄養について教えてくれたのは
関口絢子さん
管理栄養士、料理研究家。YouTube「管理栄養士:関口絢子のウェルネスキッチン」で健康や美容に関する情報を発信中。著書に『春夏秋冬 疲れ取りごはん 心も体も軽くなる「食べ養生」大全』(KADOKAWA)など。
今回は、牛赤身ひき肉を使った、体が温まる煮ものをご紹介します。
レシピを教えてくれたのは
藤井 恵さん
料理研究家、管理栄養士。女子栄養大学卒業後、料理番組、フードコーディネーターのアシスタントなどを経て、テレビや雑誌、書籍などで活躍中。素材の持ち味を生かした、シンプルでいて工夫のあるレシピに定評がある。
Instagram@fujii_megumi_1966
ミートボールのトマト煮
牛ひき肉(赤身)を、子どもも大人も大好きなミートボールに!
材料(2人分)
A
・牛赤身ひき肉…200g
・おろしにんにく…小さじ1
・カレー粉…小さじ1
・塩…小さじ1/3
・こしょう…少々
ホールトマト缶…1缶(約400g)
黄パプリカ…1個
玉ねぎ…1/4個
オリーブ油、酒、みそ
【作り方】
1 パプリカは縦半分に切り、2cm四方に切る。玉ねぎはすりおろす。ホールトマトはボウルに入れ、細かく潰す(缶汁ごと使う)。
2 Aを別のボウルに入れて練り混ぜ、12等分して丸める。
3 フライパンにオリーブ油大さじ1を中火で熱し、2を並べる。全体に焼き色がつくまで、時々転がしながら焼く。
4 玉ねぎを加えて炒め、油がまわったらホールトマト、 パプリカ、酒大さじ2を加えて約10分煮る。みそ小さじ2を溶き入れ、2~3分煮る。器に盛り、好みで粉チーズをふっても。
(1人分340kcal/塩分2.0g/鉄3.0mg)
* * *
「ひき肉を練るときにカレー粉を加えて、風味満点に仕上げるのがポイント。また、仕上げにみそを加えると、ご飯によく合う味わいになります」(藤井さん)
栄養だけを考えると食事が地味になりがちですが、これなら食卓が華やいで、家族ウケもバッチリです!
レシピ考案/藤井 恵 監修/関口絢子 撮影/広瀬貴子 スタイリング/浜田恵子 栄養計算/スタジオ食
編集・文/singt
配信: レタスクラブ
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