過去1年で就業した50~60代男女にアンケート調査
かつて「リゾートバイト」といえば夏休みなどの大学生・専門学生らが期間限定で就く仕事というイメージがありましたが、昨今では50~60代の“シニア人材”が勤めるケースが増えています。彼らがホテルや旅館を勤め先に選んだ理由とは? 調査結果から実態をひも解いていきます。
調査を行ったのは、観光施設に特化した人材サービス事業を展開するダイブ。同社によると、50歳以上のシニア人材が同社のリゾートバイトダイブを通じて就業したケースは12年間で約58倍に増加しているといいます。
今回、2023年9月~2024年8月に就業したリゾートバイトスタッフの50~65歳計237人を対象にウェブ上でアンケートを実施したところ、男女比は女性57.0%、男性42.2%。最終学歴は高校・高専が最も多く54.8%。利用したことがある求人紹介サービスの最多はハローワーク(職安)の68.8%でした。
ホテルと旅館、どっちがいい?
リゾートバイトを知ったきっかけは「インターネットで広告を見た」が6割を占め、実際に始めたきっかけは「旅行が好きで旅行しながら働けると思った」の39.3%。また始めた理由は「新しい環境で経験やチャレンジをしたかった」が最も多く、目的は「収入を得るため」が最多となりました。
仕事を探す際に困ったこと・不安なことは年齢、またリゾートバイトを始める前に感じていた不安は「仕事が決まるか(紹介してもらえるか)」がトップでした。実際にリゾートバイトをしたことで「陣玄関計や交流が広がった」と感じている人が45.1%おり、「新しいスキルを取得した」も43.9%に上ります。実際の体験者からは「日本中に知り合いや友達ができるので、世界観が広がって楽しい」(女性60代)「高齢でも自分の心掛けと働き次第で継続できる」(男性50代)などの声が寄せられていました。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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