結婚26年目に離婚届をつきつけられ仰天!「この日を待っていた」妻の言う問題とは?/結婚人気記事BEST

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話し合いが足りなかった


家庭に一生懸命寄り添ってきたという思いが強い夫、だが妻のほうは、自分勝手に作りたいときだけ料理をして、家族においしいと言わせたがる夫だと感じていたのだ。その場でもっとフランクに話せればよかったのだが、家族といえどもどこか遠慮はあるものなのかもしれない。

「私の父が、何が不満なのか家で急に不機嫌になる人だったんです。だから私はそういうことがないように気をつけていた。だけど50歳になったとたんにグループ会社に出向させられて、一時期、精神的に不安定になった時期があったんです。そのことはすぐに妻には言えなかった。ただ、給与が下がりますから言わざるを得なくて。

妻からは慰めの言葉も励ましもなかった。私はそれが寂しかったんですけどね。妻に言わせると『どう慰めたって事実は変わらない。相談されれば別だけど、下手なことを言わないほうがいいと思った』ということだった。話せば話すほど、当時のお互いの気持ちがすれ違っていることがよくわかりました」

妻は次女が就職したら離婚届を差し出すため、何年も前からもっていたと打ち明けた。離婚してどうするんだと聞いたら、「別に」と答えたという。

家庭内別居

「経済的にお互いに苦しくなるのは目に見えている。昔からのさまざまなことを話したら、妻も少しはストレス発散ができたんでしょうか。『今さら離婚するのもめんどうではあるわね』と言い出して」

以来、ふたりは話し合いを重ね、家庭内別居をすることにした。今までの役割をお互いに放棄する。ふたりとも自分のことだけをする。洗濯も炊事も自分の分だけでいい。

「夫婦でシェアハウスの同居人になろう、と。経済的にはお互いに生活費を出し合っていましたが、家のローンは私が、光熱費は妻が出し、あとは雑費として少しずつ出し合うことに決着しました。お互いのプライバシーには関知しないことも取り決めたんです」

もしどちらかが外で恋愛し、本気で離婚したいと思うようなことになったら、そのときに話し合う。

「ひとまず離婚は回避しましたが、いずれ形だけ結婚していてもしかたがないと思うようになったらまた話し合うことになっています」

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