嬉しそうに野原を駆け回り、人間と目が合えばニコニコ。「一緒に遊んでくださいよ」と甘えてくるオスのミックス犬・ヤマト。
推定年齢2歳ほどのワンちゃんですが、実は、こんなに嬉しそうに走り回れるようになったのは、これが初めて。実は2度、飼い主が変わる経験をしたワンちゃんです。
最初の飼い主から棄てられ、2度目の飼い主からネグレクト
2022年に生まれたヤマトは生後間もなくして飼い主の家庭の事情で、飼育放棄されることになりました。
その後、動物保護団体、restartdog LIEN(リアン・@restartdoglien)がヤマトを保護し、成長のサポートをしながら生後3カ月のところで「ずっとお世話するので、うちの家族になって欲しい」という里親さんの元で暮らすようになりました。
里親さんはヤマトと散歩する様子や、家のパパさんの草野球にヤマトが見学に行った際の様子などの写真を団体に見せていましたが、実際はほとんど外に出してもらっていなかったことが判明。ヤマトは部屋の一室に閉じ込められていました。
ネグレクトの里親の元から再び保護された
遊びたい盛りで、覚えることがいっぱいある1歳前後の時期に、人間とも他の犬とも触れ合う機会が限定され、さらに満足に散歩も連れて行ってもらえていなかったヤマト。
ストレスが溜まるのは当然で、部屋の中のものをイタズラし、その度に厳しく叱られる日々を送っていたと言います。
このことが判明し、2024年5月に団体はヤマトをこの家から再び保護。ヤマトに寄り添い、ずっと大切にしてくれる「本当の里親さん」を改めて探すことにしました。
配信: 女子SPA!