漫画「電車で出会った神様」のカット(ささこもちさん提供)
電車で出会ったおじさんの優しさを描いた漫画「電車で出会った神様」が、Instagramで300以上のいいねを集めて話題となっています。
ベビーカーを持ち、娘を抱っこしながら電車に乗っていた作者。すると「ここに座ってください」と、1人のおじさんから声を掛けられました。おじさんは次の駅で降りるものと思い、ありがたく座らせてもらったのですが、そのおじさんは席を譲ってくれただけでなく…。読者からは、「こんなすてきなおじさまがいらっしゃるのですか!?」「子連れで大変なときの気遣い、本当に助かりますよね」「私も見習いたいです」などの声が上がっています。
絶対に忘れたくない出来事
この漫画を描いたのは、ブロガーのささこもちさんです。Instagramやブログ「ささこもち帳」などで漫画を発表しています。ささこもちさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.今回、漫画「電車で出会った神様」を描いたきっかけを教えてください。
ささこもちさん「絶対に忘れたくない出来事だと思ったからです。日ごろから周囲の人に助けていただくことはたくさんありますが、特にこの日のことは感動しました。また、『温かい気持ちでサポートをしてくださる人も、たくさんいるんだよ』ということを、子育て中の皆さんに伝えたかったという理由もあります」
Q.この男性は何歳ぐらいの人でしたか。また、このときの男性の行動を、ささこもちさんはどのように感じましたか。
ささこもちさん「恐らく、50代ぐらいかと思います。躊躇(ちゅうちょ)することなく、スッと手を差し伸べてくださった行動を見て、本当にかっこいいな、と思いました。誰でも簡単にできることではないと思うので、とても尊敬します」
Q.作品に、「子連れの電車って大変ですよね」とコメントがありましたが、ささこもちさんもそのように感じますか。
ささこもちさん「感じます。特に小さい子を連れての電車移動は、『できるだけ周囲に迷惑を掛けず、無事に目的地へ着きたい』という気持ちがあるので、常に緊張感があります。うちの子はまだ2歳で、ベビーカーが必要な日もありますし、まだまだぐずり泣きをする日もありますし、荷物も多めですし…。その上、声も大きく、眠くなると大声で歌い出してしまうこともあるので、毎度ヒヤヒヤしていますね」
Q.もし私たちが、そういった子連れで大変そうな親御さんを電車で見掛けたら、どのようなサポートができるのでしょうか。
ささこもちさん「席を譲っていただけたり、ドア付近やベビーカースペースを開けていただけたりすると、とても助かります」
Q.漫画「電車で出会った神様」について、どのような意見が寄せられていますか。
ささこもちさん「『おじさまの親切、本当に救われる』『神様みたいなおじさまですね』『自分も見習いたい』などのコメントを頂きました。私もこのときのサポートがとてもうれしかったので、今後困っている人を見掛けたら、積極的にお手伝いしたいです。
また、『子連れで手がふさがっているお母さんを見て、トイレのドアを開けるお手伝いをしたところ、泣きそうな顔でお礼を言われた』『こんなに喜んでくれるなら、躊躇せずに声を掛ければ良かった』など、ご自身の体験に関するコメントも印象的でした」
配信: オトナンサー
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