吊るし人は「捨てる人」
今回のカード「吊るし人」を擬人化すると「捨てる人」になります。身動きの取れない逆さに吊るされた姿。この様子を絶望と捉えるのか、それとも悟りと捉えるのか?過酷な状況にいるからこそ、普段とは異なることに気づけるのではないでしょうか?誰にも邪魔されない状況を、本当は楽しんでいるのかもしれません。いずれにせよ、何かを捨てないと、この状況から抜け出せないようです。あなたは、何を捨てますか?
カード《吊るし人》との対話方法
では、ここでカードと対話をしてみましょう。
(1)準備:椅子を2脚、用意します。
・椅子を適度な間隔で配置してください。
(2)「捨てる人」への質問・問いかけ
・自分の座る椅子に座り、もう1つの椅子をご覧ください。そこには「捨てる人」が座っています。その姿をイメージしてください。
・その人に、様々な質問をしてください。今週のスケジュールやイベントで気になること。今の悩み相談ごとなど。どのようなことでも大丈夫です。
・次の質問もしてください。
1.先ほどの第一印象。どうして、そう感じたの?
2.目に留まった箇所。どうして、そこに目が留まったの?さらに、その箇所からのメッセージ。どうして、そのメッセージが気になったの?
3.人物の表情。どうして、その表情なの?
4.この先、あなたはどうなっていくの?
5.「捨てる」って、具体的にはどういうこと?何をすればいいの?
この他、あなたが気になること、聞いてみたいことなど、何でも自由に聞いてください。なお、質問に答えなくていいです。まだ、問いかけの段階です。
(3)「捨てる人」から返事をもらう
・相手の椅子に移動します(必ず移動してください。頭の中をリセットするためです)
・イラストを再度ご覧ください。そして、人物と同じポーズを取ってください。
・目の前の人(あなたのこと)から、幾つか質問がありました。その問いに対する答えを考えてください。実際に口に出して目の前の人に伝えてください。
(4)椅子を交互に移動し答えを見つける
・再度、元の椅子に戻ります。目の前の人から返事がありました。その答えで納得できる場合はOK。そこで終了です。もし、納得できない場合、上記の(2)と(3)を繰り返します。最終的な答えが出てこなくてもOK。言いたいことや聞きたいことを吐き出せれば、そこで終了です。
(5)再度カードを確認(ビフォー&アフター)
・もう一度、タロットカードをご覧ください。
・最初に見たときと、見え方の違いはありますか?
例えば、色が鮮やかに見える。細かいところが見についた、などです。
・最初の捉え方と、どこが異なるのか、なぜ異なるように見えたのでしょう?その理由を考えてください。 ※細かい点が見えた場合、それは視野がそれだけ広くなったからです。
もし、色が鮮やかに見えたのであれば、気持ちが軽くなったからです。
(6)メッセージのエネルギー化
このカードとの対話の中で、いろいろなことに気づいたと思います。その気づきを、あなたの日常生活に活かす方法を考えてください。それが、今週のあなたに必要なことや、悩みや相談ごとを解決するヒントになります。ぜひ、実践してください。実際に取り組むことが、メッセージのエネルギー化に通じます。
配信: LASISA