赤ちゃんはどうして寝言泣きをするの?
すぐに対応しなくても良い「泣き」の種類があるなんて、とても助かりますね。
でも、やはり赤ちゃんの泣き声は気になってしまうことでしょう。
赤ちゃんが大事であればあるほど、すべての要求を叶えてあげたくなるのが親心というものですから・・・。
そもそも、赤ちゃんはなぜ寝言泣きをするのでしょうか。
実は寝言泣きは、おなかの中にいたときの眠りに関係しているといわれています。
赤ちゃんはおなかにいるときに、かなり体を動かしています。
それは眠っている間でも同じで、寝ているのに体を動かしたり微笑んだり声を出したり・・・。
これが、生まれた後も名残として表れているのです。
これを「動睡眠」というのですが、この動睡眠は成長につれて「レム睡眠」へと発達するもの。
大人はレム睡眠で夢を見るので、このときに体を動かすことはほぼありませんが、赤ちゃんはこの動睡眠(後のレム睡眠)において「脳と体の連携がうまくいっているか」を確認しているといわれています。
寝ている赤ちゃんを眺めていると、たまにニコッとしたり手足が動いたり・・・ということがよくあります。
おなかの中でも同じようにしていたのかなと思うと、なんだか微笑ましくなりますね。
しかしポジティブな動きだけではなく、「泣く」という行為で表すこともあるのでご注意ください。
寝言泣きに大人が反応してしまうと、逆に赤ちゃんを起こすことになりかねかません。
赤ちゃんはすやすや静かに眠るものではない、とあらかじめ認識しておくと良いでしょう。
赤ちゃんの睡眠
・赤ちゃんは40~60分の周期で、レム睡眠とノンレム睡眠が繰り返されています。
赤ちゃんはレム睡眠(浅い眠り)の時に、寝言泣きをするので、
だいたい同じサイクルで泣くときは、寝言泣きの可能性が高いです。
赤ちゃんは寝ている間に夢を見るの?
赤ちゃんが夜中に突然泣きながら目覚めると、「なにか嫌な夢を見たのかな」と心配になってしまいますよね。反対に、眠りながらニコッと微笑んでいると「いい夢を見ているのかしら」なんてほのぼのした気持ちになるでしょう。
生まれて間もない赤ちゃんでも、夢は見るのでしょうか?
寝言泣きでお伝えしたとおり、寝言泣きにはレム睡眠が関係しています。
人はレム睡眠のときに夢を見るので、赤ちゃんでも夢は見ていると考えられています。
ただ、まだ言葉が話せない赤ちゃんですから、どんな夢を見ているかまではわかりません。
夢の内容を話し始めるのは、2歳くらいからといわれています。3歳以降になると、「自分が寝ている間に夢を見た」ということそのものを認識する子どもが増えてくるそうです。
目覚めたときに赤ちゃんがご機嫌だったら、どんないい夢を見たのか聞きたくなりますね。
もしかしたら、赤ちゃんがたまに発する「うーうー」などの言葉は、パパママに夢の内容を話してくれているのかもしれません。
ただ、未就学児の3~4割は2週間に1回は悪い夢を見るといわれています。
起きている間に怖い体験をしたり、大きな音などで驚いたり、環境が変わったり、睡眠リズムが乱れたり・・・など、些細なきっかけが悪夢へとつながるようです。
夜泣きでも寝言泣きでも、「私のお世話に問題があるのかしら」など悩むパパママは少なくありませんが、悪夢も自然なことなのであまり気にしなくても良いでしょう。
配信: オーディション なび