おしゃれな女性に人気のジェルネイル。ジェルネイルとは、合成樹脂でできた液体を爪に塗り、専用のLEDライトを照射して固めるネイルのことだ。ネイルサロンで行うと約5000円かかるが、最近では3COINSや100円ショップでもジェルネイルポリッシュやライトが手頃な価格で販売されており、セルフでジェルネイルを楽しむ女性も増えている。
しかし、「慣れていない人がセルフでジェルネイルをすると、低温火傷やアレルギーのリスクがある」と、プロのネイリストは警鐘を鳴らす。話を聞いてみると、次のように説明する。
「最近、お客さんの中には、セルフでジェルネイルをしてから、爪先にかゆみを感じてネイルをオフしてほしいというオーダーが増えています。ジェルネイルは、通常のマニキュアと異なり、LEDライトで硬化させるため乾かす必要がなく、手軽にできるのがメリットです。ただし、慣れていない人が塗ると、爪からジェルネイルがはみ出して皮膚についてしまうことがあります」
皮膚にジェルがつくと、アレルギーを引き起こしやすくなり、一度発症すると完治しない可能性があるという。さらに、ネイリストは続ける。
「まず、ジェルを塗る際は爪以外の皮膚にジェルがつかないように注意してください。もし皮膚についてしまった場合は、ネイル用のエタノールで拭き取るようにしましょう。万が一、かゆみや肌荒れが発生した場合は早急にジェルネイルをオフし、皮膚科を受診してください」
さらに、ネイリストたちはセルフでジェルネイルを行う際に、LEDライトによる低温火傷にも注意が必要だと指摘する。不慣れな人がオフすると、爪が薄くなる場合があり、その状態で再びジェルネイルを施すと、ライトの熱によって低温火傷を起こす恐れがあるという。
「低温火傷になると、爪の内部が赤黒く変色することがあります。このような症状が見られた場合は、すぐにジェルネイルを中止し、医師の診察を受けるようにしてください」
セルフジェルネイルは、サロンに行かずに手軽に楽しめる一方で、適切な知識がないと健康に悪影響を及ぼす恐れがある。セルフでネイルを楽しむ際にも、正しい手順や知識を持って行うべきだろう。
配信: アサジョ
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