人には「利き手」というものがありますが、猫にもあるのでしょうか?
【体験談】 愛猫のどのような行動を見て、「このコの利き手はこっち(右/左)だな」とわかった?
今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さんたちに「愛猫の行動を見ていて、『このコの利き手はこっち(右/左)だな』とわかるかどうか」をアンケート調査しました。飼い主さんに体験談を聞いたところ、以下のようなエピソードが寄せられています。
「左利きのようです。パンチは必ず左です」
「右手かなと思っています。猫じゃらしなどで遊ぶと、右手を出してくることが多いので」
「右手。何かを取ったり、飼い主を呼んだりするときに必ず右手でやります」
「右手だと思います。テーブルの上から物を落とすとき、右手でチョイチョイします。隙間に入ったおもちゃを取ろうとするときも、右手を伸ばします」
「兄猫は左利き、妹猫は右利きです。おもちゃやおやつなど、何か気になるものがあるときにまず利き手を出します」
「『おやつちょうだい』のときに、私の手をちょんちょんってするときはいつも左手です。だから利き手かな」
「顔を洗うときや遊んでいるときなど、右手で触ることが多いなーと思います」
「我が家の猫は、左利きだと思います。ハンモックやキャトタワーにいるとき、前足は必ず左足が上になるように交差します。顔を洗うときも、左足からなめて顔を洗います」
「毎日歯みがきをしますが、左側だけ手で突っ張って拒否します。右も同じように嫌そうだけど、手が出てきたことはないです」
「左が利き手。毛づくろいで手をなめるときは左から。興味があるものをチョイチョイって触るのも左だから」
【獣医師解説】猫に利き手はあるの?
飼い主さんたちからさまざまな声が寄せられましたが、はたして猫に利き手はあるのでしょうか。この疑問について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
岡本先生:
「多くの猫で利き手があるという研究結果が出ております。オスは左利き、メスは右利きが多い傾向にあり、ホルモンが影響している可能性が高いと言われています。自分の愛猫の利き手を見分ける方法としては、以下のようなものがあるでしょう。
・コップなどにおやつを入れて、どちらの手で取り出そうとするか
・頭上でおもちゃを振ったときにどちらの手が出るか
みなさんもぜひ愛猫で試してみてはいかがでしょうか」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の利き手に関するアンケート』
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2024年9月時点の情報です。
取材・文/雨宮カイ