不妊治療の現場から。体に負担をかけず自然に近い妊娠をめざす「低刺激周期」って?医師が回答

不妊治療の現場から。体に負担をかけず自然に近い妊娠をめざす「低刺激周期」って?医師が回答

【Q】初めての治療ではどんな検査が必要ですか?

【A】タイミング法が有効か、人工授精などが必要かを確認するヒューナーテストを行います

■阿部先生
「排卵日が近づいた検査当日の朝までに、性交渉があったうえで受診していただき、子宮頸管(しきゅうけいかん)粘膜や子宮内溶液を採取。きちんと運動している精子が子宮内に入っていれば、タイミング法が有効と判断します。精子が子宮内に入っていない、または数が不十分であれば、人工授精などを提案。いずれにしても、相談しながら進めます。」

【Q】通院の頻度はどれくらい?治療のスケジュールを教えて!

【A】月経周期に合わせた治療になるので、個人の状況で異なりますが、ほぼ年中無休体制でサポートします

■阿部先生「排卵誘発剤『フェマーラ』を使用する場合、月経3日目に来院し、服用開始。そのあと3〜5日間程度服用していただき、月経開始から12日目に2回目の来院。順調であれば14日目に採卵と、採卵までに最低3回通院する必要があります。月経周期に合わせた治療なので、個人の状況によって来院回数が増えることもあります。」

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