10月17日に急逝した西田敏行さんを偲び、テレビ朝日は「追悼・西田敏行さん“ドクターX~外科医・大門未知子~”特別編」を22日に放送し、世帯平均視聴率は12.1%を記録した。
これは、同ドラマに西田さんが初登場した2013年の第2シリーズ第1話と、ドラマ最終シリーズとなった21年第7シリーズの第2話を放送した企画。そして、放送終盤には、主演の米倉涼子をはじめ、共演者の田中圭、内田有紀、勝村政信、鈴木浩介、遠藤憲一、岸部一徳から追悼と感謝のコメントが、同局の大下容子アナによって読み上げられた。
その後、西田さんが単独でインタビューを受けている姿が映り「1つの役をずっとやり続けて、それが終わるってね、友達を一人失ったみたいな、そんな寂しさがあるんですよね。この(ドクターXで演じた)蛭間重勝とまた会えるのかな?会えないのかな?みたいなことを考えながら、今、いますね」と答えていた。
視聴者からは「めちゃくちゃ嫌な役なのに西田さんの雰囲気で相殺されるんですよね。もう見れないなんて悲しすぎる」と、西田さんの独特の雰囲気が、イヤな性格の役柄を演じた時でも不思議と魅力を放つ“魔力”を持っていることを指摘する声をはじめ、「改めて西田敏行は名優だと思った」「涙が止まらなかったです。改めて西田敏行さんの偉大さを感じてます。優しい笑顔忘れませんありがとう心からお悔やみ申し上げあげます」などの声があがり、涙した人が多かったようだ。
「西田さんのインタビューは、12月6日から公開される映画『劇場版ドクターX』のために収録されたものだと思います。役に対する思いが切々と語られていて、涙した視聴者も多かったようです。あらためて、唯一無二の偉大な俳優を失った悲しみがこみあげてくる放送でした」(テレビ誌ライター)
西田さんの遺作となった「劇場版ドクターX」を、多くの人が大スクリーンで目に焼き付けることだろう。
配信: アサジョ
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