映像作品は念願だった
――声優デビューも含め今年は仕事が充実されていて、Dream5でデビューして芸能活動も15周年、妖怪ウォッチ「ようかい体操第一」から10年、ソロの音楽活動も5周年という節目の一年でしたね。
高野:本当にありがたい環境にいさせてもらっているなと思っています。今年は映像作品にたくさん出演させていただきましたが、それは念願だったんです。高校卒業後に福岡から出てきて、最初の目標がドラマに出て自分の家のテレビに映ることでした。
だから舞台をやらせてもらい、今は映像のお仕事もやらせてもらって、望んでいた仕事をたくさん経験させてもらえていることに感謝しています。
――直近では写真集のイベントもあり、これまで見せたことがない表情をファンの方にお届けできる機会も増えたのではないでしょうか?
高野:まさにそうですね。タイトルをずっと迷っていたのですが、最終的に「sin」にしました。これは撮影がシンガポールだったのですが、シンガポールのHが入ってないsin、いい3文字だなと思っていたんです。そこへまさに今年の活動で、映像にたくさん出せてもらっていること、環境が“新しく”なっていっている今の自分ということで、写真集のタイトルを「sin」にしました。
目指すは「朝ドラ」出演
――これから叶えたい新たな夢は何でしょう?
高野:もう目いっぱい叶っている気がします(笑)。ファンクラブではイラストを自分で描いたりもしていて、新しいことを挙げるとしたら、作曲ですかね。作詞はしているのですが、作曲はまだ。でも、いろいろなことやらせてもらっているからこそ、いろいろな現場で刺激をもらえている感じがしています。
――20代後半ですが、どう過ごしたいですか?
高野:あっという間に過ぎるだろうなと、最近は思います。27歳のうちにもっと実力をつけたいです。あとは度胸ですね。どんな現場にも立ち向かえるような度胸を身に付けたい。まだ10代後半の頃のほうが強かった気がするんです。なので、何事にもひよらず、なくなってきた度胸を再び身に付けたいですね(笑)。
――そこまで頑張れるエネルギーの源はどこにあるのでしょうか?
高野:僕を応援してくださっている方はもちろん、地元の親戚や、僕が社会人になるか芸能へ進むかで迷っていたときに芸能の道へ後押ししてくれた友だちにいい姿を見せたいんです。もっと福岡でも知名度が知れ渡るような有名な人にならないといけない。そのためには、もっと高いところにいかないといけないので、そこを目標に頑張っています。
――喜ばせたいという動機が素敵ですね。
高野:今の仕事の最初のきっかけが、そういうところにあったからだと思います。あとは朝ドラですね。母がいつも観ていた番組なので、そこに出られるように頑張りたいです!
<取材・文/トキタタカシ>
【トキタタカシ】
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。
配信: 女子SPA!
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