フリーアナ吉田明世、読書の秋が到来。わが家で週末になると開かれるお楽しみイベントとは…⁉

フリーアナ吉田明世、読書の秋が到来。わが家で週末になると開かれるお楽しみイベントとは…⁉

現在、6歳の女の子と3歳の男の子のきょうだい育児に奮闘中のフリーアナウンサーの吉田明世さん。今月は吉田家の読書習慣がテーマ。育児エッセイ第53回です。

なるべくたくさんの絵本と触れ合わせてあげたい

私が絵本専門士の資格を持っているということもあり、わが家には大量の絵本があります。おもちゃが欲しいと言われると、「もうおもちゃたくさんあるじゃん〜」「遊んでないおもちゃもいっぱいあるよ?」とお財布のひもはかたく閉じてしまうのですが、絵本が欲しいと言われると、「おっ!ママも読んでみたい!買っちゃおう!」と急にひもがゆるゆるになるので、どんどん増えていくわけです。

とくに絵本専門士の資格を取るときに勉強のため、赤ちゃん向けの本をいろいろそろえたということもあって赤ちゃん向けの絵本も多くあります。
赤ちゃん向けの絵本って、赤ちゃんじゃなくなったら楽しめないんじゃないか?なんだか物足りなくなっちゃうんじゃないか?と思いがちですが、文字を読めるようになったら子どもが1人で読んだり、妹や弟ができたら上の子が下の子に読み聞かせてあげたり…意外と長くお世話になるものなのです。

文字が大きかったり、文章が短かったり、同じ展開を繰り返すのも赤ちゃん向け絵本の特徴だったりするので、何度も読むうちに子どもがいつのまにかセリフを覚えてしまい、まだ文字が読めないはずなのに、気づけば1人で完璧に読んでいる、なんて姿を娘のときはよく見かけました。
まだ弟が生まれる前は、赤ちゃん絵本も含めてたくさん絵本を読んだからなのか、娘は3歳ぐらいには文字を読めるようになっていたのですが、弟のほうはというと、4歳になる手前の最近になってようやく文字に興味が湧いてきて、これはなんて読むの?”ん”の文字はどれ?と絵本を読むと質問してくるようになりました。

そういえば、息子が赤ちゃんだったときはなんだか必死な毎日で、絵本は読んでいたものの、娘のときほど赤ちゃん絵本を2人きりで読んであげることが少なかったなぁとちょっぴり反省中。成長はその子それぞれなので早いからよい、遅いからよくないというわけではないのですが、絵本を読む大切さ、絵本の持つ力というのを感じた瞬間でした。

そんなわが家ですが、週末になるとファミリー絵本読み聞かせ会を行っています!もともとは絵本が大好きな娘が朗読しているのを見て、パパやママにも聞かせてほしいな、と始めた絵本読み聞かせ会。それを見た息子も「僕もやりたい!」とやる気まんまんで、今では順番に読み聞かせをしてくれるようになりました。

娘がお気に入りの一冊は「とんことり」。
引っ越し先のまだ慣れない土地で、女の子がお友だちを作るお話なのですが、来年の4月に小学生になるため、新しいお友だちができるかな?とドキドキする自分の気持ちと重ねているのかもしれません。
お姉ちゃんが読んだ絵本は、息子も頑張りたいようで、文字が読めないものの記憶したまま読むかわいい読み聞かせも今だけのお楽しみ。
家族の時間が豊かになり、子ども自身の成長にもつながる絵本って、やっぱりいいなぁと思う今日この頃です。
読書の秋、楽しみたいですね。

文字に興味が出るおすすめ赤ちゃん絵本

文字が大きく描かれています。
娘はこの絵本で”あ”を選びそこから文字への興味が広がりました。

色の種類や文字の大きい小さいなどリズムよく楽しみながら学べる1冊です。

文・写真/吉田明世 構成/たまひよONLINE編集部

●記事の内容は2024年9月の情報で、現在と異なる場合があります。

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