パスタをもっとおいしく食べるには?
身近なこともあり、ついあまり考えずパパッと茹でてしまうことの多いパスタ。
開けたら保存は冷蔵? 常温? 茹でる際に塩はどれくらい入れたらいい? いまさら聞けないパスタのおいしい食べ方をご紹介します。
パスタの保存方法
パスタを開封したら、冷蔵庫に入れている方も多いのではないでしょうか。
実はパスタは開封後も常温保存で大丈夫なのです。
冷蔵庫で保存するとかえって結露による水滴がつき、カビやひび割れの原因になるのだそう。同じ理由で湿度が高い場所での保存はおすすめできません。
また、逆に日光が当たる場所もNGです。日光が当たるとパスタのたんぱく質が変性し、変色や風味が落ちる原因にもなってしまいます。
おいしいまま保存するには、湿気や虫からパスタを守ることがとても大切。密閉袋や専用ケースに移し替えて、直射日光の当たらない涼しい場所に保存するのがベストです。
恥ずかしながら筆者は虫が沸くのではと思い、冷蔵保存しておりました……。今冷蔵庫にある分を食べきったら常温保存にしようと思います。
参考:調理前と茹でた後で違う!パスタの最適な保存方法を紹介|ピエトロ
パスタのおいしい茹で方
ロングパスタ
麺同士が絡まったり重なったりしないように、大きめの鍋にたっぷりのお湯で茹でるのが基本です。
塩は水1Lに対して約10gです。パスタ自体にしっかりと下味をつけたい場合は約15gになります。
塩気の多いアンチョビやベーコンなどを使う場合は少なくするなど、食材の塩分量に合わせて加減するとおいしく食べられますよ。
茹でる際は、お湯がぐらぐらと沸騰してから麺を入れます。
乾燥パスタはそのままで大丈夫ですが、生パスタは茹でる前に袋から出したタイミングで、麺が切れないようにやさしくほぐしておきます。
ほぐさずに茹でると、くっついたまま茹であがってしまい、できあがりにムラができ食感も悪くなります。冷凍生パスタは解凍すると水っぽくべちゃべちゃになってしまうため、凍ったまま熱湯に投入しましょう。
茹で始めたらパスタ同士がくっつかないように、菜箸で優しくかき混ぜます。
中心にほんの少しだけ芯が残っている状態をアルデンテというそう。茹で上がったらしっかりと水気を切ります。
水気を切ることでソースの味がぼやけるのを防いでくれますよ。
ショートパスタ
ショートパスタも、基本的にはロングパスタと同じ茹で方です。
たっぷりのお湯に投入したら菜箸でよくかき混ぜます。ロングパスタは麺同士がくっついて固まってしまうのに対し、ショートパスタは底に沈んで鍋底にくっついてしまうのを防ぐためです。
また、マカロニやペンネは空いている穴のなかにお湯が入り込んでしまうため、ザルをよく振ってしっかりと湯切りをするようにしましょう。
まとめ
・世界パスタデーはパスタの素晴らしさを伝える世界共通の記念日
・一番古いパスタの起源は古代ローマ(※諸説あり)
・パスタをソースにからめる食べ方に発展したのは17世紀半ば過ぎ
・現在あるパスタの種類は約500種類
・大まかに分けるとロングパスタとショートパスタの2種類
・パスタは密閉袋や専用ケースに移し替えて直射日光の当たらない涼しい場所に保存するのがベスト
・パスタを茹でるときは食材に合わせて塩の量を加減
・生パスタは茹でる前にほぐしておく
・冷凍パスタは凍ったまま熱湯へ
・パスタを入れたら菜箸でかき混ぜる
・湯切りはしっかり
世界パスタデーは、パスタを愛する人々にとってとても大切な日だということが分かりました。
保存方法や茹で方もこれでばっちりですね。
この機会に、身近なパスタの魅力を再発見し、パスタを楽しみ、世界中の人々とパスタ愛を共有してみてはいかがでしょうか。
文/hal
配信: ASOPPA!
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