2010年の発売以降、人気を博す白鶴酒造の『白鶴 大吟醸』の味わいとデザインがリニューアル。昨今の「吟醸酒」の酒質トレンドは「華やかな香り」「上品な甘味」「クリアな後味」だという。それらをより感じられるようブラッシュアップされた『白鶴 大吟醸』を味わってみた!
伝統と革新、厳選素材で造りあげた大吟醸
1743年創業の白鶴酒造(兵庫県)は、日本酒の醸造・販売を手掛ける老舗酒造会社。最新の設備と伝統的な手造りの技術を併せ、高品質な日本酒をはじめ多様なお酒を醸している。
同社の人気商品『白鶴 大吟醸』が、2024年秋、より洗練された味わいにリニューアルされたという。今回はそんな『白鶴 大吟醸』(720ml・参考小売価格 税込1,268円・販売中)をご紹介しよう。
同社が位置するのは、酒造りに適する条件が揃った地域「灘五郷」の一つである「御影郷」。
このお酒には、ミネラルを豊富に含み、酒造りに非常に適した水(六甲山の伏流水)が使われている。また、米こうじの原料にはこだわりの酒造好適米を採用するなど、厳選素材が使われ、丹波杜氏の伝統的な技術によって、洗練された味わいを生み出しているのだ。
・2024年 International Taste Institute 優秀味覚賞 最高位 「3ツ星」受賞
・モンドセレクション14年連続受賞(2011年~2024年) ※720mlで受賞
など、多くの受賞歴もあり、高い評価を得ている。
いかにも美味しそうなこのお酒…記者はもう待ちきれないので、早速いただいてみよう。
華やかでクリアな飲み口と洗練されたシンプルデザイン
まず目を引くのが、上質な味を表すかのようなシンプルで洗練されたラベル。ワインボトルを思わせるすっきりしたデザインが、食卓に華やぎを与える。
ビジュアル的にも、ワイングラスで飲みたくなる日本酒だ。
高まる期待の中、いよいよ開栓。
はあ~、ため息が出るほどいい香り。
フレッシュなりんごのような、フルーティーな香りだ。
この香りだけで、心地よく酔いしれそう…。
この芳香の秘密はオリジナル酵母。白鶴酒造では独自酵母を育種しているそうで、470種以上もある中から最適な酵母が選ばれている。それによって、大吟醸ならではの豊かな香りと透明感のある味わいが生み出されているという。
まさに絵になる風景。このお酒を楽しむには、香りが広がるワイングラスがうってつけだ。
ごく淡い黄金色が美しい。
グラスを口元に運ぶと、花開くように広がるりんごを思わせる吟醸香が鼻腔を刺激し、いろいろな風味が顔をのぞかせる。
すっきりとしたクリアな味わいで、のど越しはなめらか。
華やかな香りが特徴的なこのお酒、冷やして飲むのがおすすめ。
この複雑な美味しさは、カカオの苦味とも相性が良さそう。
ということで、次はチョコレートとのマリアージュを楽しんでみた。
配信: おためし新商品ナビ