「うちは大丈夫!」と言われたら? 詐欺や強盗から実家を守るための親子間コミュニケーション術

より真剣に向き合ってもらうための工夫と作戦

■リアル感:「見守り新鮮情報」を見てもらう

国民生活センターのHPからダウンロードできる「見守り新鮮情報」には、高齢者が被害に遭いやすい詐欺などの犯罪情報が見やすく書かれています。「国の機関から発信されたことばにはリアリティがあり、親への注意喚起に効果的」

■安くなる:自治体の補助制度をすすめる
詐欺防止に役立つ迷惑電話防止機能つき電話機。「子どもが『買ってあげる』というと、親のプライドが傷つく場合も。自治体によっては購入や設置費用の補助制度があるので、『お得な制度があるよ』とすすめたほうがスムーズ」

■響きやすい:孫など相性のいい家族に協力してもらう
子どもの話には耳を貸さない親でも、かわいい孫の話なら聞く場合が。「親に対する心配事や、伝えたいことがあるなら、孫に協力してもらうのも手。年齢が低過ぎると真剣に聞いてもらえないこともあるので、高校生以上が◎」

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離れて暮らす親とのコミュニケーションは難しいもの。でも、子どもの精一杯の働きかけは、きっと防犯につながります。ポイントを押さえて実践してみてくださいね!

イラスト/さかがわ成美 取材・文/恩田貴子

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