若者と接しても「無理に合わせない」のが大事。北村一輝さんに聞く、世代間コミュニケーションのコツ

若者と接しても「無理に合わせない」のが大事。北村一輝さんに聞く、世代間コミュニケーションのコツ

下の世代と接するときも「価値観は変えない」。お互い無理に合わせようとしないことが大事


——「おっちゃんキッチン」に登場するお客さんは主に、「世代間コミュニケーション」のギャップによって生まれる不満について語っています。北村さん自身は、年が離れた相手とのコミュニケーションをする上で心がけていることはありますか?

北村:お芝居の現場では、今や10代の子などすごく若い世代の人たちがあふれていますから、僕自身も年が離れた方たちと接する機会が多くあります。そこで気をつけているのは、あえてそこまで相手に合わせようとしないこと。

僕が若いときは、上の人が魅力的に映っていて、そこから学びを得ようと先輩たちに合わせていました。自分たちには自分たちの時代なりの楽しさがありましたが、今はそういう価値観も変わってきています。だからこそ、逆にそこに合わせる必要もないのかなと。わからないことはわからないですから。

同じ「お芝居」というテーマの中で、共通認識のある話題はしますが、価値観に関しては一切変えていません。

——あくまでも自分の姿勢は変えないと。

北村:はい。反対に、若い世代が僕たちに合わせることもないと思います。どんどん自分たちのやりたいことをやってほしい。

みんなバラバラで違うところはあるけれど、年齢や性別というくくりではなく、お互いの良いところを認め合ってリスペクトすれば無理に合わせることもないと思います。


「おっちゃんキッチン」で登場した北村さんお気に入りのメニューは〇〇!


——「おっちゃんキッチン」では毎話、学の作る丼メニューが登場しますが、北村さんのお気に入りはありますか?


北村:どれもよかったですけど、特に「マグロといぶりがっこのマスカルポーネ丼」はおいしかったですね。


北村:「おっちゃんキッチン」で登場するレシピは、どれも食材が絶妙なバランスで、組み合わせが上手だなと思います。

昔から撮影などで料理のテクニックを教えてもらうとすぐ試してみたくなる性格で、「おっちゃんキッチン」でも撮影の合間に実際食べて、家に帰ってから自分でも作ったりしています。

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