新婚期間中に相手が不倫…離婚する?
「ツナグ離婚弁護士」を運営しているClamppyが、「新婚夫婦の不倫」についてアンケート調査を実施し、その結果を発表しました。調査は、2024年6月、新婚期間中に浮気をした、されたことがある人を対象に行われました。※当記事内の“新婚”とは結婚後3年まで
それによると、新婚期間中に不倫をされた男女にアンケートを採ったところ、不倫をされたことが原因で離婚にまで至ったのは34%だと分かりました。しかし、男女別に見てみると、男性では約半数が離婚を決意しているのに対し、不倫された女性は3割ほどと、女性はなかなか離婚に踏み切れないという現実が分かります。
実際に、不倫をされても離婚しなかった女性にその理由を聞いてみると、子どものことや、離婚後の生活を考えた際に、夫と別れない方がいいと考える方が多く見られました。実際、2019年に男女共同参画局が発表したデータでは、母子世帯の80%以上が、非正規の場合平均年間就労収入は約133万円と発表されています。女性の平均年収が313万円であることを考慮すると、離婚後の女性は経済的に苦しくなる可能性が高いと言っていいでしょう。
新婚のうちに離婚した夫婦に「離婚してよかったことはありますか?」と質問したところ、最も多い理由として挙げられたのは「時間を無駄にせずに済んだ」です。次いで、「精神的な負担が少なくて済んだ」「再就職の可能性が広がった」という意見が見られます。中でも、新婚の内に別れたことで、早めに人生をやり直せたとポジティブに考える方が多くいました。
「まだ20代なかばで子どももいなかったので、財産分与などについても、裁判などおこさずに分配できたので精神的負担が最小限で済んだ」(30代女性)、
「再婚できたことが大きかったですし、失敗したことで異性の人の本質を見ることを重要視するようになったのが良かったことだと思います。本質を見ることでその人のもつ性質を理解できるようになったことです」(30代男性)
など、新婚の内に別れたことで、早めに人生をやり直せたとポジティブに考える方が多くいました。
同様に、新婚のうちに離婚して後悔したこともアンケートを採りました。その結果、「親族や周囲に非難された」「経済的に苦しくなった」という意見が多く見られました。
「両親からスピード結婚・離婚をしたことで、世間体が悪いと非常に強い非難を受けました。そのため今でも実家に帰省することも出来ず、勘当同然の扱いをされているのが辛いところです。このまま一生実家に帰れない、親の死に目も見られないかもしれないと思うと、過去の結婚・離婚を後悔してしまいます」(30代女性)
「頼れる人が周りに一人もいませんでした。子どもの預け先も新しい家も決まらないうちに離婚したので準備不足もあり、保育園を見つけたり勤め先を見つけたりと色々と経済的にも大変でした」(40代女性)など、アンケートから、離婚時の苦労も垣間見えました。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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