普通の歯ブラシと電動歯ブラシ、どっちがおすすめ?歯ブラシの選び方と注意点についてヨコデンタルクリニック院長の横引先生にお伺いしました。

普通の歯ブラシと電動歯ブラシ、どっちがおすすめ?歯ブラシの選び方と注意点についてヨコデンタルクリニック院長の横引先生にお伺いしました。

世の中にはさまざまな歯ブラシが販売されています。

売り場でも目移りするほどたくさんあって、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

プロはどんな目線で選んでいるのでしょうか?

ヨコデンタルクリニック院長の横引良評先生にお話を伺いました。

電動歯ブラシと普通の歯ブラシの違い

電動歯ブラシは、高速な回転や振動により、短時間で歯石除去効果が期待できます。

一方、普通の歯ブラシは自分のリズムや感覚で歯を磨けます。

●電動歯ブラシ

ブラシ部分が小さいため歯の汚れが取りやすく、最近は機能も増えてきています。

しかし一方で費用が高く、1000円~3万円程度かかります。

●普通の歯ブラシ

普通の歯ブラシは様々な種類があり、用途や年齢に合わせて使い分けができるため、お子さんから高齢者まで使いやすいです。

1本100円~300円程度ですので、電動歯ブラシに比べると購入しやすいです。

電動歯ブラシと普通の歯ブラシ、歯科医師はどっちを使っている?

私は両方使っており、磨くタイミングによって使い分けています。

朝と昼は普通の歯ブラシ(やわらかめ~普通)、夜は電動歯ブラシを使っています。

使い分けている理由としては、朝と昼は食事量が多いわけでもなく、長時間睡眠をとるわけではないため、普通の歯ブラシで磨き、夜は1日の終わりにしっかり汚れを落とせるよう電動歯ブラシを使っています。

1日3回、電動歯ブラシですと、私の場合どうしても無意識に力がかかってしまいそうなので、夜だけにしています。

また、共通することとして、必ずフロスも併用して磨いています。

どちらを選んでもいいけれど・・・守ってほしい、歯みがきの注意点

電動歯ブラシと普通の歯ブラシ、どちらで歯を磨いていただいてもいいのですが、気を付けていただきたい点があります。

1つは磨き方、もう1つは歯間清掃器具です。

1.磨き方

最近の歯磨き粉は、研磨剤入りのものが多く、歯の汚れを削り取ってくれます。

しかし、力強くゴシゴシと歯磨きをしていると、歯や歯茎を傷つけてしまう場合があるため、注意が必要です。

歯磨きの際には、力を入れすぎず、丁寧に磨くようにしましょう。

2.歯間清掃器具

電動歯ブラシでも普通の歯ブラシでも、歯と歯の間の汚れは取り除くことができません。

そのため、歯間ブラシやデンタルフロスを併用するようにしましょう。

電動歯ブラシと普通の歯ブラシ、どちらが自分に合っているのかわからない方は多いと思います。

その場合は、歯科医院で相談してみるといいでしょう。

どのタイプの歯ブラシがいいのか、また、歯磨き粉選びやフロスの使い方まで、色々と教えてもらえるはずですよ。

自身に合ったグッズで、オーラルケアをおこないましょう!

[執筆者]

横引良評先生

ヨコデンタルクリニック院長

歯科医師・社会福祉士・介護支援専門員

1988年生まれ、広島県出身。

2023年に千葉県佐倉市ユーカリが丘・四街道地区にヨコデンタルクリニックを開院。

保険治療からホワイトニング・マウスピース矯正・ワイヤー矯正・審美歯科・インプラント・義歯(入れ歯)・摂食嚥下リハビリテーションなど幅広い治療を提供している。

趣味は、サッカー・フットサル・ラーメン屋めぐり・温泉めぐりなど。

ヨコデンタルクリニック

https://yoko-dental.jp/

関連記事:

配信元

キレイ研究室
キレイ研究室
「今よりもっと、これからもずっときれいでいるために。」をコンセプトに、化粧品開発、ヘルスケア、ネイリストなどさまざまなジャンルの専門家が、中立の立場から「キレイ」についてのコラムを発信しています。
「今よりもっと、これからもずっときれいでいるために。」をコンセプトに、化粧品開発、ヘルスケア、ネイリストなどさまざまなジャンルの専門家が、中立の立場から「キレイ」についてのコラムを発信しています。