新生児のマイナンバーカードを作りたい!親たちが必死になる理由は?
実質義務化となり、物議を醸しているマイナンバーカード。スマホの契約などの本人確認で義務化されることで、必要に迫られて作る人もいるのではないでしょうか。しかし、特に喫緊で重要ではない新生児のマイナンバーカードを急いで申請している保護者が増えてるようです。一体どういうことでしょうか?
SNSでは、「かわいすぎる」「きゃわわわわ!!」「こんなかわいい身分証ありますか?」あまりのかわいさに悶絶するコメントが寄せられているのが、生後数ヶ月以内の赤ちゃんの顔写真付きのマイナンバーカード。SNSには、「うちも作った」「見せびらかしたい」「絶対作った方がいいよ!」と投稿する保護者が相次いでします
とはいえ、この時期の子どもの顔は激変するもの。身分証明書として機能するのでしょうか。マイナンバーカードの本人確認要素について、「薬局で赤ちゃんの時に作ったマイナンバーで顔認証してみたら本人だと認識してくれなかった」など、やはり顔認証で利用するのは難しいようです。
出典:マイナンバーカード総合サイト
12月2日以降は1歳未満のマイナンバーには顔写真ナシ
保護者が必死になる理由はもう一つ。マイナンバーカード総合サイトは、令和6年(2024年)12月2日以降は1歳未満の者のマイナンバーには顔写真がなくなります」と、発表しています。この12月2日に間に合わせるために、今、急いで赤ちゃんのマイナンバーカード申請をしようとする人が増えているのです。
しかし、新生児を正面から撮るのは意外と難しいもの。マイナンバーカードの写真の規格に、「顔が横向きはダメ」「顔が左右に傾いているのはダメ」「保護者が映り込んではいけない」などがあり、申請用の条件を満たす写真を撮るために四苦八苦する保護者もいるようです。
「夫と協力してマイナンバーの写真撮った!」
「赤ちゃんのマイナンバー写真不備2回くらった…」など、その難易度は高めであることは間違いないようです。
このように、「記念に」「かわいいから」という目的で申請を急ぐ人が多い赤ちゃんのマイナンバーカード。SNSでは、「え、今すぐ、申請する必要あるの?」「みんな作ってるの?」と戸惑う声もみられました。
もちろん、カードの作成は任意。顔写真入りがどうしても欲しい人以外はそこまで急ぐ必要はありません。個人番号自体は出生届けを提出後約1カ月で届きます。しかし、通知書が届く前に個人番号が必要になる人もいるかもしれません。
そのような場合は、出生届を出した際にマイナンバー入りの住民票を取ることで、健康保険の扶養に入れる手続きや子ども医療費助成の手続きがスムーズに進めることができます。
今、SNSで話題の赤ちゃんのマイナンバーカード。見るたびに成長する赤ちゃん。マイナンバーを作った日、というのもかけがえのない思い出の一つになるのかもしれません。
赤ちゃんのマイナンバーカードを更新する際は、持ち帰り申し出することで、カードのICチップに穴を開けて使えなくした状態で返却してもらえます。何も言わなかった場合、そのまま回収されるようなので、記念に取っておきたい人は覚えておいた方が良さそうです。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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