シニア犬と暮らしていると「年をとったなぁ」と愛犬の老いを感じる瞬間が増えてくるかもしれません。
では、老化によってできないことが増えていくシニア犬に対してどのようなことをしてあげると犬は喜んでくれるのでしょうか。
「シニア犬を喜ばせるためにできること」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。
犬の老化とシニア犬にみられる変化
――犬はシニア期を迎えると体や心にどのような変化がみられますか?
原先生:
「シニア期の犬には、感覚機能や運動能力の低下、認知機能の変化などがみられます。
結果として、今までできていたことができなくなったり、億劫に感じてやらなくなる、昔に比べて無気力になったようにみえるといった愛犬の変化を飼い主さんが感じやすくなります」
シニア犬を喜ばせるために家の中でできること
――シニア犬を喜ばせるために家の中でできることはありますか?
原先生:
「シニア犬になると今までよりも休息の時間の質が大切になってくるため、ベッドを質の高いものに変えてあげるのはよいですね。
ほかには、段差や階段などにスロープを置いてあげることも関節への負担が減るのでおすすめです」