10月は食品ロス削減月間です。普段から食材を余らせていませんか?
昭和産業が公開したYouTube動画で、食品ロス問題に取り組むフードサルベージ代表理事の平井巧さんが、家庭で余らせがちな食材として次のものを挙げていました。
●葉物野菜(白菜、キャベツ、大葉など)●根菜(にんじん、大根、かぶ、れんこんなど)●乾物(乾麺、海苔、かつおぶしなど)●缶詰(魚系など)
確かに、これらの食材は使い切れず、乾物や缶詰などはある程度日持ちするのでつい油断して放置しがちですよね。そして、結局はゴミ箱行きとなることもあるでしょう。それが積み重なると食品ロスに繋がってしまいます。そこで今回は、余った食材をかしこく使うためのヒントを紹介していきましょう。
■余った食材を持ち寄ってパーティーを開催する
昭和産業の別の動画では、食材使い切りアイデアも紹介されていました。プロスノーボーダーの岩渕麗楽さんが参加し、「サルベージ・パーティ」を開催。これはフードサルベージ主催によるもので、購入したけれど使い切れなかった食材や食べ切れない贈答品、たくさん採れた野菜など、家庭で余っている食材をみんなで持ち寄り、美味しい料理を作ることで食材を救い出す取り組みでした。いわゆる、余ったものの持ち寄りパーティーですね。
具体的には、天ぷら粉を使ってナンやクレープを作り、余った食材をうまく合わせていました。例えば、根菜類などを細かく刻んで作ったカレーをナンと合わせたり、黒い点々が出てしまったバナナをクレープにのせたり。このパーティーのポイントは、楽しくみんなでアイデアを出し合いながら臨機応変に作っていくこと。家族や友人と楽しみながら開催してみたいですね。
■夏に余ったそうめんでリメイク料理
秋になると、夏の間に食べ切れなかったそうめんの処理に困りがち。乾麺は1~3年ほどは食べられるといわれていますが、賞味期限を過ぎてしまう前に食べ切りたいですよね。
消費者庁のクックパッド公式ページでは、食品ロス削減のために家庭で参考にできるレシピを複数紹介していますが、そのうち、そうめんを使ったレシピがいくつか紹介されています。
例えば、茹で過ぎたそうめんをリメイクする「そうめんクッキー」は画期的です。みじん切りにした余ったそうめんを、バターとクッキーのミックス粉を合わせて焼いて作ります。また、そうめんと片栗粉、チーズを生地にしてコーン缶のコーンをはさんだ「そうめんチーズガレット」も美味しくいただけそうです。
家庭での食品ロスは、心がけ次第で削減することができます。余らせがちな食材をアイデア料理に生かして、ぜひ使い切ってくださいね。
配信: アサジョ