アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんは認知症になる前から糖尿病の持病があります。認知症になる前は食事管理も徹底していましたが、今は食べたことを忘れてしまうため、ワフウフさん姉妹も会うたびに注意をしています。最近は、注意をされると「無意識っていうのは怖いものね」と言うようになったあーちゃん。無意識ではなく、意志はあるけれどただ忘れてしまうだけなのでは……? とワフウフさんは思っているのですが。とはいえ、まあまあ症状が進行している今の状態でも、あーちゃんは決まった場所であれば自分で目的地にたどり着けています。ただ、いつ自分のいる場所や帰り方を忘れてしまうのかと考えると、目の届くところにいてほしいという子どもを心配するような気持ちになってしまいます。
すっかり心が荒んでしまった…
おばあちゃんの必需品ともいえる「飴ちゃん」。あーちゃんもしっかり持っていますが、それはもともと「低血糖を起こしたら大変だから」という理由からでした。しかし、今では完全にその役割が「甘味用非常食」となっていて、ぼりぼりと噛みながら次々に食べていきます。カバンの中からも飴を買っているレシートが見つかり、かなりハイペースな消費になっているので、姉・なーにゃんが注意をしてくれました。しかし自覚はないようで、本人は驚くだけ。あーちゃんは、「いつも昼食後にビスケット2枚だけしか食べていない」と、節制アピールを続けていました。
お出掛けの相棒・ウィッグをなくしてしまったあーちゃん。
ここのところ絶不調で、かなり攻撃的になってしまいました……。
姉から話は聞いていたものの、実際に会ってみると想像よりもひどい状態でした。
実は、少し前から父とお金のことでモメていたらしく、カバンの中から父が書いたメモが見つかりました。
※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫
姉が病院の付き添いに行くと、おばあちゃん感が増したあーちゃんが座っていました。
どうやらウィッグはまだ見つからないようです。
そして、姉に会うなり父との話をし始めたあーちゃん。
どうやら父が、独断で毎月あーちゃんに渡しているお金を減額したようで、もうダンスは続けられないと言いだしました。
そして、またもダンスはお休みすると宣言。そんなに休むと、ダンスの場所までひとりで行けなくなってしまうのでは……と心配になってしまいます。
あーちゃんが、大切なものをなくしてしまいました。……それは、ウィッグ。ウィッグがないと、病院以外は出かけたくないと駄々をこねて、習い事のダンスはお休みしました。仕方がないので、急きょウィッグを作りに行きましたが……実はあーちゃん、いまだかつてないくらい絶不調の波が来ていて、かなり攻撃的になっているのです。
認知症の病院に行くことになり、薬が見直されたタイミングではありますが、そのせいで凶暴化したのかどうかはわかりません。少し前から、父とお金のことでモメているので、それによって不安感が強まっている可能性も考えられます。
その後、ウィッグはどこを探しても見つからないようで、姉が病院の付き添いに行くと、ウィッグのないおばあちゃん感が増したあーちゃんが座っていたとのこと。あーちゃんは姉に会うなり、毎月父から渡されるお金が減額されたと怒りながら訴えてきたらしく、お金もなくウィッグもないあーちゃんの心は、すっかり荒んでしまったみたいです。
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お出掛けの相棒ともいえるウィッグをなくしてしまうとは……大事件ですね。大好きなダンスもお休みしたくなるくらい、あーちゃんにとってはショックだったのだと思います。それに加えて、夫婦間の金銭問題も浮上したとのことで、悪いことが続いているのが心配ですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。
2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。
配信: 介護カレンダー
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