SM女王様、丸坊主の尼僧…とことんカラダを張る“43歳の名女優”。グラドル時代からの“遅咲き”を経て躍進中

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Netflix6週連続1位の『地面師たち』

豊川悦司さんと綾野剛さんのダブル主演で、Netflixの日本トップ10(テレビ部門)にて、7月25日の配信開始から6週連続1位という記録を打ち立てたNetflixオリジナル作品『地面師たち』。2017年に実際に起きた「積水ハウス地面師詐欺事件」から着想を得た、不動産詐欺集団・地面師を題材にした全7話のクライムサスペンスです。


豊川さん演じる主人公・大物地面師を中心に交渉役、法律屋、手配師、情報屋、ニンベン師など裏社会のプロフェッショナルで結成された地面師チーム。彼らが前代未聞の時価100億円超の土地をエサにして、大手デベロッパーに詐欺を仕掛けて巨額を巻き上げるまでを描いています。

良い意味でドタバタコメディ味もある

小池さんが演じたのは、地面師チームの一員の手配師・麗子。地主になりすます人物のキャスティング担当でした。手配師はなりすまし候補者を探してスカウトし、地主の個人情報や不動産情報を叩き込むところまでが役割。


そのため本来ならば交渉の場には出向かないのですが、土壇場でキャスティングした女性が降りたため、イレギュラーで自身が100億円超の土地の地主であり、由緒あるお寺の住職を演じることに。

麗子が急遽頭を丸めて尼僧に扮した交渉の場は、小池さんのメリハリの効いた演技によって絶妙なバランスで緊張と緩和が成立。シリアスで緊迫感のあるシーンの連続なのですが、良い意味でどこかドタバタコメディ味もあり、没入感がハンパありません。

余談ですが、地面師チームはアクの強い人格破綻者が多いので、実は情にもろい一面も持つ麗子は主要キャラのなかでは常識人的ポジション。それゆえに麗子はインパクトのあるセリフなどはあまりないものの、クレイジーな地面師たちのなかでは感情移入しやすいキャラとなっており、作品の世界観に現実味を持たせる役割も担っていたように感じます。

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