大切なのは、一生無理なく続けられるかどうか
――前作の『「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら二度と散らからない部屋になりました』では、自分の性格に合わせた収納法が大切だとおっしゃっていましたね。本作でも、自分に合った食事法や運動法を模索しながらダイエットされています。前作と通ずるところはありましたか?
なぎまゆさん:どちらも、他人のやり方は情報としてものすごく参考になるけど、それを実践するのはあくまで自分自身なので、他人のやり方に無理をして合わせるのではなく、他人のやり方を参考にしつつ自分の生活や性格でもずっと続けられるような工夫をすることが大切だという点が共通しています。
――ダイエットで無理をしてはいけない…と頭では分かっていても、結果を求めて無理をしてしまう人は多いと思います。なぎまゆさんは、今回のダイエットで我慢(無理)をしないダイエットを実行できましたが、その一番の要因はなんだったと思いますか?
なぎまゆさん:過去に残していたダイエット日記を読み込んで、自分はなぜリバウンドをしてしまったのか、自分はどういう状況で無理をしていたのか、原因をつき止めて同じことを繰り返さないように徹底的に意識したことです。それをしなければ、おそらくまた無理をしないと言いつつ無理のある食生活や運動をし、周りからの反応や減っていく体重の数字をモチベーションにして頑張って痩せたのはいいけれど、維持ができなくなってリバウンド…というパターンを繰り返していたと思います。
――これまでと今回で、ダイエット中のモチベーションや、ダイエットに対する意識・捉え方はどのように違ったのでしょうか?
なぎまゆさん:以前のダイエットは「減っていく体重の数字」や「周りの反応」をモチベーションにダイエットをしていました。なので「体重がある程度減り、周りからの反応が薄くなってきた頃」にリバウンドしていたのだと思います。ダイエットは一定期間で特別に行うものではなく、維持も含めて一生行っていくものだと気づいてからは、食事も運動も「一生無理なく続けられるかどうか」を最優先にしてダイエットをしていました。
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過去のダイエットを振り返ることで、自分の生活や性格に合った「無理や我慢をしない」ダイエットを実践したなぎまゆさん。本作には、どのようにその方法を模索していったのか、その経緯も描かれています。あなたが無理なく続けられる、自分にぴったりのダイエットを見つけるヒントになるはずです。
取材・文=松田支信
配信: レタスクラブ
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