10年近く前のその日、札幌市営地下鉄に乗ろうとしていたユッキーナさんは、駅の階段をおりていた。
いつもなら手すりにつかまりながら下るのだが、この時はそちら側まで行くことができず……。
<ユッキーナさんの体験談>
「あぁ終わった!」と覚悟した瞬間でした。
両足の股関節が悪い私は、転ばないように日頃から気を付けています。
しかし、7~8年前の午後6時過ぎ、会社帰りの人で溢れる札幌市営地下鉄の改札を通ったあと……。
落ちる覚悟を決めた、その瞬間
いつもは手すりにつかまりながらホームにおりるのですが、その日は手すり側に行く事が出来ませんでした。
そのため階段の真ん中を降りていたのですが、上がって来た人とぶつかりバランスを崩してしまったのです。
二十段以上ある階段から落ちそうになりました。体勢を立て直すこともできず、私は落ちる覚悟をしました。
その瞬間、後ろから凄い力で私を引っ張ってくれた方がいました。
それは女性で、お陰で階段から転げ落ちることなく助かりました。
「ありがとうございます」しか言えませんでしたが、感謝でいっぱいです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、ありませんか?
名前も知らない、どこにいるかもわからない……。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている――。そんな人も、読者の中にいるかもしれない。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談内の場所や固有名詞等の情報を、プライバシー配慮などのために変更している場合があります。あらかじめご了承ください)
配信: Jタウンネット
関連記事: