万が一のときの愛猫の呼び寄せ方
――愛猫が外へ出て帰ってこないときや、脱走してしまった場合は、どんなふうに呼び寄せればいいのでしょうか。
山口先生:
「お気に入りのおやつや、ゴハンを置いておきましょう。その際に少し温めて香りを立てたり、フードの袋や缶詰の音を立ててもいいでしょう。そして優しく穏やかな声で名前を呼んであげましょう」
――すぐに見つからないときに、できることはありますか?
山口先生:
「猫は狭い場所や、暗い場所に隠れていることが多いです。そのような場所を中心に探したり、おやつや食べ物を置いたりしておくといいでしょう。置く際には名前を呼んであげ、いつものトーンで『ゴハンだよ』と声がけをしてみてください」
日ごろから習慣づけたいこと
――愛猫を見つけやすくするために、日頃から習慣づけておいた方がいいことはありますか?
山口先生:
「飼い主さんが名前を呼んだら愛猫が反応するようにしておくことや、反応しやすい音、好きな食べ物やおもちゃを把握しておくのもいいでしょう。日頃のコミュニケーションや観察が役立ちますので、心がけてみてください」
愛猫が脱走しないように対策することも必要ですが、飼い主さんの声に反応する習慣がついていることも一緒に過ごす助けになるようです。部屋の換気や外出をする際は、愛猫の脱走に気をつけましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/小崎華
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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※記事の内容は2024年7月時点の情報です。