築80年の古民家で自給自足…料理家が知った「食材不足の季節」を乗り切る方法

築80年の古民家で自給自足…料理家が知った「食材不足の季節」を乗り切る方法

熊本地震では……


 2016年の熊本地震では台所の被害が一番大きく、唯一の趣味で集めている器も半減。それでも「また集める楽しみができた」と朗らかです。台所を直す過程でアップデートできたところもあり、より一層好きな場所になりました。


 撮影の終わり、「ずっとこうやって生きていけたら幸せだなぁ」とつぶやいたかるべさん。あるがままを受け入れ、自然とともに生きる台所は、その願いをかなえる場所なのでしょう。


【かるべ・けいこ】

料理家、栄養士。夫とともに、食の自給自足を目指して1994年に熊本県南阿蘇村に移住。「食のアトリエかるべ」を主宰し、素材を生かした体にやさしいお菓子や鉄火味噌、天然酵母パンなどをていねいにつくっている

<取材・文/長谷川未緒 撮影/野中 元>

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