肩の力を抜いてリードをたるませて歩こう
飼い主さんの肩や腕に力が入るとリードが張りやすくなって、愛犬が引っ張り返すことに。
リードは手に巻いたりせずに両手で握り、肩の力を抜いて手は下ろしましょう。愛犬は危なくない範囲で飼い主さんの近くを歩けばOK。真横に並んで歩かなくても大丈夫です。リードをたるませて歩くことを意識しましょう。
突進したらその場で立ち止まろう
愛犬が突進したり自分のペースで勝手に進み出したりしたら、引っ張り返すのではなく、おなかの前でリードを握り、その場で立ち止まって。止まってすぐはそれでも突進しようとしますが、待てば必ずリードがゆるむ瞬間がくるので、そうしたら再び歩き出します。
突進するたびに立ち止まることで、犬は「リードを引っ張ったら進めない」と覚えます。
ウンチを拾うときは隣に座らせリードを踏む
ウンチを拾っているときの脱走事故は意外と多いもの。飼い主さんの隣に座らせたら、片足でリードを踏み、その間にウンチを拾いましょう。
じっとしていられない犬の場合は、片手でハーネスや首輪をつかみ、もう一方の手でウンチを拾いましょう。
ダブルリードで脱走予防も効果あり!
脱走を防ぐリード術として、リードを2本つける方法があります。
首輪とハーネスの両方にリードをつけることで、万一どちらかが抜けても脱走を防げます。
リードの使い方のコツを活かして、安全に愛犬との散歩の時間を楽しんでくださいね。
お話を伺った先生/藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考・写真/「いぬのきもち」2024年8月号『ホントに正しい選び方と使い方、教えます! 脱走・引っ張りを防ぐ ハーネス 首輪 リードづかい』
文/田山郁
※記事と写真に関連性がない場合もあります。