“生理・ブラジャー・ムダ毛”女子小学生の「フェムケア」相談先は?
小学生の高学年になると、女子ならではの悩みも増えるもの。小学館が、女子小学生を対象に「月経(生理)とブラジャーに関するお悩み」と「ムダ毛のお悩み」に関する調査を行い、その結果を発表しました。調査は、2022年8月に発足した「JS研究所」によるアンケートと『ちゃお』読者1000人を対象に行われました。
10~12歳の高学年女性小学生(高学年JS)のうち、月経(生理)がきたことがある割合は3割以上でした。初潮を迎えている高学年JSの全員が何かしらの悩みがあると回答し、悩みの第1位は「出血の量が多いこと」でした。次いで出血が長く続くこと、月経痛・心の不調があげられました。悩みの相談先や調べる方法では「友だちに相談」が最多でした。
また、月経がきたことがあるJSが知っている生理用品ブランドは他を圧倒して「ロリエ」が多く回答されました。
10~12歳の高学年JSのうち4割以上がブラジャーを着けたことがあると回答しました。ブラジャーに関するお悩みでは第1位が「自分に合うサイズがわからない」、第2位が「もっと大きい/小さいサイズが欲しい」で、サイズに関するお悩みが多く集まりました。月経の悩みの相談先では「友だち」が最多であったのに対して、ブラジャーについてはお母さんに多く相談していることがわかりました。いずれもインターネットやSNSで調べるという回答も上位にランクインしており、直接身近な人に相談するだけではなく、ネット上の情報も頼りにしていることがうかがえます。
また、買ったことがあるブランドでは下着ブランドを抑えて「しまむら」「GU」などファストファッションブランドがTOP3を占めました。
また、ムダ毛ケアをしたことがあるかという質問では「ない」と回答したJSが多数ではあるものの、「ある」と「ないけど興味はある」の合計が半数を超えており、ケアへの関心も高いことがうかがえます。実際に行ったことがあるケアでは、「カミソリ」「専用シェーバー」「除毛クリーム」が大多数を占めており、自宅でケアしているJSが多いことがわかりました。
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小学生高学年は、自身の体の変化に直面し、自分の体に興味関心を持ち始める年頃。生理の悩みや、体の変化を恥ずかしいと思ったり、周囲に話しにくい子もいるかもしれません。悩みの相談先に「友だち」やSNS/WEBで調べるなどを挙げており、正しい知識を得られているか疑問が残ります。
『ちゃお』編集長は、「誌面では、『どんなブラをつけたらいいか?』という疑問に参考になる記事や、この悩みにはこんな解決方法があるよと言った内容をしばしば『ちゃお』誌面と『ちゃおプラス』で取り上げるようにしています。最近はムダ毛の悩みがかなり増えてきました。女の子だけでなく、男の子もムダ毛について悩んでいるようです」と誌面内容を説明し、「少しでも正しい知識を身につけるお手伝いをできらいいなと思いながら『ちゃお』を作っています」と、コメントしています。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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