元TBSアナ、39歳の私が「占いに課金」するワケ。霊視、タロット、風水…いろいろ試してわかったこと

元TBSアナ、39歳の私が「占いに課金」するワケ。霊視、タロット、風水…いろいろ試してわかったこと

過去には背中を押してもらったことも


 なかなかの額をこれまで課金したかもしれません。もちろん、そんなにお金を使って! と眉根を寄せる方も多くいらっしゃることは重々承知ですが、私の人生の節目で占い師の先生に良い意味で背中を押してもらったこと、過去2回あるんですよね。

 1回目は20代前半。就職活動を控えた大学院生の頃。札幌で就職するのか、東京で就職するのか、非常に迷った時期があり、友人に連れられて六本木のとあるタロットバーにお邪魔したことがあったっけなぁ……。もうその場所もわからないし、何という名前の占い師の方かもまったく覚えていません。ただすごく当たる! と評判だったお店だった記憶があります。

 その時は、びしっと、「働くのは東京!」とタロットに宣言されました。そして私はその後、東京のTBSにアナウンサーとして入社を果たしたのでした。

 あれから15年……今年、故郷札幌にいろいろあって出戻りした私ですが、実はそのときもある占い師の先生に、札幌での新生活についてどう思うかと聞いたことがあったのです。

 大型犬の愛犬を連れて北海道にUターンすることに対して、実は不安しかない時期もありましたが、「あなたには札幌が合っている!」と力強く言っていただいて、どれだけ救われたことか。こういった太鼓判があったからこそ、新しい一歩を踏み出せたところもあると思います。

“あくまでも決めるのは自分”であれば占いもアリ


 でもね、皆さん。結局決めるのは自分自身なんです。

 私は一種のセラピーや、自分の選択へ背中を押してもらう一つの手段として、占い師の先生および占いそのものにはちょうど良い距離感で向き合えていると感じています。これは非常にデリケートで難しい問題ですので、あまり深入りはここではしたくないのですが、あくまでも決めるのは私、という点が大切であること。

 ただ、どうしようもなく誰かに話を聞いてほしいときに話を聞いてくれた救いの手段であったことも、私にとっては事実であって。大人のたしなみとして、ちょうどいい距離感を保ちつつ試してみるのはアリかもしれせん。私は占い大好きです、うん。

<文/アンヌ遙香>

【アンヌ遙香】
元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道生まれ。お茶の水女子大学大学院修了。2010年、TBSに入社。情報番組『朝ズバッ!』、『報道特集』、『たまむすび』などを担当。2016年退社後、現在は故郷札幌を拠点に、MC、コメンテーター、モデルとして活動中。文筆業にも力を入れている。ポッドキャスト『アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中

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