足を引きずって歩く
猫が足を引きずっていたら、血栓症や神経系の病気により足が麻痺している可能性があるため、すぐに受診しましょう。足を浮かせていたら、肉球や爪のケガ、関節炎、脊髄や骨の腫瘍などで足・腰のどこかに痛みが生じていると考えられます。猫は強い痛みがあっても、我慢をして平静を装うことがあるので、少しでもおかしいと感じたら早めに受診しましょう。
攻撃的になる
新しい猫を迎えたり、引っ越しによる環境の変化などがあったりして大きなストレスを抱えると、急に攻撃的になることがあります。また、一時的な恐怖体験や中枢神経の発作がきっかけとなり、攻撃的になることも。
ほかにも、甲状腺機能亢進症の症状のひとつとして攻撃的になる猫もいます。愛猫の性格が変わったように感じたら、一度動物病院で相談しましょう。なお、受診する際は動画が重要な判断材料になるので、「おかしいな」と感じたら、愛猫の様子を動画に撮るのも有効です。
愛猫の些細な動きの変化を見逃さず、異変があれば動物病院を受診しましょう。
お話を伺った先生/小林佳香先生(モノカ動物病院院長)
参考/「ねこのきもち」2022年6月号『飼い主さんの気付きが、早期発見につながる 「愛猫が何だか急に…」その変化は、病気のサインかも?』
文/小林けい
※記事と写真に関連性がない場合もあります。