40代のその不調 、もしかして更年期のはじまりかも! / イラスト/山中玲奈
最近、イライラして怒りやすくなった。顔がほてる。疲れやすい。それ、もしかしたら女性ホルモンの減少によって起きる、更年期の症状かもしれません。更年期の不調レベルチェックで、あなたの状態を確認してみましょう!
清水なほみ先生 / イラスト/山中玲奈
教えてくれたのは…
▷清水なほみ先生
婦人科医、女性心療内科医。ポートサイド女性総合クリニック ビバリータ院長。女性という立場から、最新の脳科学や心理学などを総合的に駆使した診療で、心と体の健康を自身の力で取り戻せるようサポートする。『今なら間に合う!妊活生活のススメ 卵子の劣化が心配なあなたへ』(日本文学館)など、著書多数。
もしかして?と思う人は更年期の不調レベルをチェック!
更年期の不調レベルをチェック
■チェックリスト 自己採点の評価
0〜25 点:うまく更年期を過ごせています。その調子!
26〜50点:食事、睡眠、運動などに気をつけて、無理のない生活を。
51 〜65点:医師の診察を受け、生活指導、カウンセリング、薬物療法などを受けましょう。
66〜80点:長期間(半年以上)の計画的な治療が必要です。
81〜100点:各科の精密検査を受け、更年期障害の場合は婦人科での長期的な治療が必要です。
知っていますか、更年期と女性ホルモンのこと
女性ホルモンには妊娠サポートのほか役割がたくさん
女性ホルモンが働く主な目的は「生殖」。妊娠しやすい状態を整えるのが、大きな役割です。それ以外にも、女性らしい体を作る・肌のつややハリを保つ・骨量の保持・血管の健康を保ちコレステロール値を整えて動脈硬化を予防する・脳の血流を増やして活性化する、などの働きがあります。女性ホルモンが減ると、先ほどのチェックリストにあったような不調が起こります。
女性ホルモンには妊娠サポートのほか役割がたくさん / イラスト/山中玲奈
すべての女性が40代後半からホルモンが激減
加齢による女性ホルモン分泌量の低下が始まる平均年齢は、45 歳。そこから急激にホルモンは減少します。ホルモンバランスが乱れる原因には、加齢以外にも過労・睡眠不足・栄養とカロリーの不足・過少体重・過体重・甲状腺の機能障害などがあります。
すべての女性が40代後半からホルモンが激減
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「更年期なんてまだ先でしょ」と思っていたアナタ。意外にあてはまる項目があって驚いたのでは? 自分の体や心の変化と向き合って、不安なことがあればぜひこの機会に婦人科に相談してみましょう!
イラスト/山中玲奈 取材・文/長田由香
配信: レタスクラブ
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