試食
卵をたっぷり入れたので肉がふわふわ
卵をたっぷり入れたので肉がふわふわですね! 肉の面だけしっかり焼いたので、表面の少しザクっとした食感もいいですね。
ピーマンの青臭さが肉の濃厚さと合います
ちょっとだけ感じるピーマンの青臭さが肉の濃厚さと合います! ピーマンの青臭さが苦手な方は下茹でするといいと思います。半分にカットしたピーマンを熱湯で2分くらい加熱し、冷ましてから今回のように小麦粉を振って肉を詰めて焼けばOKです。そうするとピーマンが柔らかく甘い感じに仕上がります。
肉が剥がれづらく、キレイにおいしく仕上がります
ピーマンの肉詰めをフライパンに並べて、一度も触らず裏返さず蒸し焼きにすることで、肉が剥がれづらく、キレイにおいしく仕上がります。この方法はラクなのでオススメですよ。ぜひ作ってみてくださいね!
今回、教えてもらった「ピーマンの肉詰め」について、気になるポイントをきじまさんに伺いました。
__ピーマンを下茹でする方法もあるとおっしゃっていましたが、なぜ下茹ですると剥がれづらいのでしょうか?
きじまさん:肉は焼くと縮み、ピーマンは加熱で柔らかくなって広がる。ここで隙間ができてしまうのが剥がれる原因です。ピーマンを下茹でして柔らかくしておき、ピーマンが肉に接着して隙間を作らない、というメカニズムです。
__肉だねの水分量が多くて驚きました。なぜ卵や牛乳をたっぷり入れるのでしょうか? ピーマンに詰めるときは、きじまさんのようにスプーンを使ったほうが扱いやすいのでしょうか?
きじまさん:水分と言うより卵が多いのだと思います。卵を入れることで肉が縮むのを防ぎます。ティースプーンを使うと扱いやすいと思いますよ。
__野菜の肉詰めが大好きなのですが、肉だねは、ピーマン以外の野菜(れんこんやしいたけなど)に使ってもいいでしょうか? その場合も片面だけ焼くほうが剥がれづらいですか?
きじまさん:ピーマンのような舟型の形だと、今回紹介した肉だねは使いやすいと思います。れんこんやしいたけなら卵を入れず、もう少し固めにしたほうが作りやすいかと思います。
きじまりゅうた
きじまりゅうた
料理研究家。
祖母と母が料理研究家という家庭に育つ。
オリジナリティあふれるレシピと、わかりやすいトークを武器に、男性のリアルな視点から考えた「若い世代にもムリのない料理」の作り方を提案。現在は「NHKきじまりゅうたの小腹すいてませんか」「NHKきょうの料理」「NHKあさイチ」「CBCキユーピー3分クッキング」などのテレビ番組へのレギュラー出演をはじめ、WEB・雑誌 上でのレシピ紹介や、料理教室やイベント出演などを中心に活動している。著書『極狭キッチンで絶品!自炊ごはん』(新星出版社)。youtubeチャンネル『きじまごはん』を配信中。
取材・文=ジョッキー
配信: レタスクラブ
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